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紫式子日記

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映画『タクシデルミア~ある剥製師の遺言~』


公式Web

タクシデルミア ある剥製師の遺言 - goo 映画
 (※予告編Movie見れます)



これをあまりグロいと思わなかった私は
どっかがなんかマヒしてるんだろーか……。


あの、映像がキレイじゃないですか。
すごく映像美が追求されているというか。
それであんまり、ゲロとか内臓とかチンコとか
気にならなかったんだと思うんですけどね。


「業まみれの男たち」三代記。
いつでもどこでも、なんでもズリネタにしてシコッちゃう
「初代」
も物悲しくバカバカしくて愛しいんだが、
やはりここはひとつ二代目と三代目の
すれ違う親子関係をプッシュしておきたい。


「二代目」カールマーンは「大食い」の代表選手。
共産主義体制の下、「大食い」もまた「スポーツ競技」であり、
国家や主義の「正しさ」を証明するための存在だった。

彼を突き動かしていたのは、所謂「食欲」じゃない。

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映画『非現実の王国で ヘンリー・ダーガーの謎』



と、いうアレで観てきましたよー(^^)

過去関連記事。関連書籍もリンクあり


OPの「掴み」が完璧だった。

「彼は十字架の真の敵か?
 それとも哀しい信者か?」


とか、なんかそんな(うろおぼえ)。


外界との交わりを拒み、近しい人たちも
最後まで彼の名字の正確な読み方すら知らなかった。
(日本ではダーガーが定着しているが、
 近所の人たちは「ダージャー」と呼んでいた)



初めて知ったのは、知的障害児の施設に入っていたとき
州立農場で強制?労働をさせられていたということ。
口答えをすれば厳しく罰せられたということ。
父親が大好きで「引き離された」と被害意識を持っていたこと。

彼が創作した長編小説『非現実の王国で』は、
グランデリニアンという無神論者の大人たちが
子供を親から引き離し「子供奴隷」として
こき使っている、という設定があって、
まぁその子供奴隷が反乱を起こす物語なんですけど、


これを私は
「独創的な世界観だなー」
なんて思ってたんですが、実のところ
彼の体験そのものだったわけですね。

『非現実の王国で』はダーガーによる文章と
付随する絵画群からなる「合戦絵巻」みたいなモンなんですけど、
子供たちが首を締められるシーンが多く出てくるんです。
それもまた、農場で実際にあった罰みたいです。


たぶんダーガーって、ほんとうに

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観たい映画『非現実の王国で ヘンリー・ダーガーの謎』


公式サイト

名古屋シネマテークにて、4月19日から。


「非現実の王国で」ってのは
タイトルなんだけど、
これがアニメ化されること自体が
私にしてみれば非現実
なんだが。。。


ヘンリー・ダーガーのドキュメンタリーのようです。

ヘンリー・ダーガーというのはアメリカの
アウトサイダー・アーティスト
(※正規の美術教育を受けていないが、なんやえっらい「アート」を作っている人をまとめてこう呼ぶ)


病院の清掃夫をしている天涯孤独の老人でしたが、
死後、下宿していた部屋から膨大な「物語」が
見付かりました。


それがこのドキュメンタリー映画の題名にもなった、
『非現実の王国で』



「悪い大人」である「グランデリニアン」と、
無垢ながら大人顔負けの機転を持つ7人姉妹
「ヴィヴィアン・ガールズ」との壮絶な「合戦絵巻」です。

15,000ページを超える
恐らく世界最長の物語と、
数百枚の挿絵(3m超の大作が多数)!


原美術館での展覧会、観に行ったんですけど
(レビュー書いてない……アレレ?)、

巧みではないのですが、緻密な描きこみが
すごく、偏執的というか……ものがなしい


ウルトラ・バロックの建築に
通じるものを感じるというか……。

「そこまでやらなきゃ気が済まない」
「そこまでやっても救われない」

みたいな、人間の不安さ、切なさ、祈り……

そんなものを感じてしまうんですよね。


まぁ単にモチーフが扇情的
というだけなのかもしれないが。

ιょぅι"ょばかりなんですよね。
しかもしょっちゅう裸で、
ちんちん付けてたりする。

しかも臓物ぶちまけて
血まみれで死んでたりする。。。


これについての考察は『美術手帖』なんかに
詳しいんで、よろしければ映画の前にドゾ。


うん、タメになりそうなので
(※「業」の研究)私は観に行きたいぞ。

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映画『いのちの食べかた』

公式Webサイト

よかった。

「生物(植物)が食品になるまで」
を描いているドキュメンタリー映画。

なんだけど、ナレーションとか
解説のキャプションが一切なくて、

淡々とカメラが真横、正面などの
味気ない(ゆえにインパクトある)
角度から、ベルトコンベアや
オートメーション装置が
「いのち⇒食料」に変型させる過程を
とらえていく。


そして合間に挟まれる、
工場や農場で作業する人たちの
「もの食う」すがた。


切り刻まれていく牛や豚や鶏を見て
「かわいそう……」なんて思うのは
自然かもしれないけど偽善だと思う。

何があっても、私たちは
「食べて」いかなきゃいけないんだから。


という、「業」のようなもの……
を見せつけられる、映画。


これ、活字で読むんじゃなくて、
映像だからこの「対峙」感が
あるんだと思う。
映画じゃなきゃできないこと、
やってるんだと思う。


なぜかいちばん「キた」のは、
りんご出荷工場で、女の子が
りんごの大きさ揃えてるシーン。

なんでだろね。
工場バイト、私もやったからかな。

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