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紫式子日記

メインが耽美系アート・映画・絵画から、文房具・ライフハックに移行しています。だいぶ世俗化しました……。
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「あいちトリエンナーレ」愛知県美術館(栄エリア)を観てきた。

間にサンデル教授挟んじゃったんけど、
土曜、★名古屋市美術館だけでなく愛知県美術館も観てきました。
草間彌生の『真夜中に咲く花』だけは観てあったんですけどね。

名古屋市美術館は作品と観客の「間合い」を
近づけすぎず離しすぎないような展示でしたが、
愛知県美術館は観客が中に入り込んだりできる作品も多く、
「作品が観客を取り込む」ような展示が試みられていた印象です。



◎草間彌生のかぼちゃ
これ、会期始まる前は名古屋駅の高島屋に
飾ってあったやつじゃないすかね。

お約束。


ちょこん。




◎エクトール・サモラ『摂社』
会場に入ると一面に置かれている、ぽこぽこしたオブジェ群。


「摂社とは、本社に付属し、その祭神と縁故の深い神をまつった神社。」
神道用語 Weblio
モダンアートほこらみたいな感じですかね。
ひとつひとつに神が祭られているとして、何の神様なのでしょうか。
神なき時代の神、美なき時代の美、ポストデュシャンの「美術教」でしょうか。



◎松井紫朗『Channel』
10階にある愛知県美術館を根元にして、
あいち芸術文化センターの吹き抜けに垂れ下がる、
黄緑のシロナガスクジラのようなオブジェ。
根元は中からちょっとだけ覗けます。

「吸い込まれるぅ~」ごっこをする26歳女性。


空間をダイナミックに用い「アートを楽しむ」ことを
教えてくれる作品ですね!(キリッ)



◎蔡國強(ツァイ・グオチャン)『Day and Night』『美人魚』
火薬の蔡國強、今度は火薬で絵を描いていました。
メイキングVTRが作品と一緒に上映されていました。
紙の上に、描きたい形にダンボールを置いて、
上から火薬まいてチャッカマンで点火するのね。

現代美術って、作品そのものだけでなく「どう着想したか」
「どう作ったか」っていう過程が大事だったりするので
(それって作品としてどーなん、てのも思いますが)
こういう展示の方法はありがたいなー、と思いました。



◎張洹(ジャン・ホァン)『ヒーロー』
動物の形を残す毛皮をまとった巨人の像。
友人が「グロテスクだよね!!」と涙目になっていました。
そう思わせる作品につけられた題名が「ヒーロー」。ふむ。



◎三沢厚彦+豊嶋秀樹『白クマと白い小屋』
草間彌生と並ぶ、あいトリの目玉。

クマー。


圧倒的な質量、存在感。


目が完全にキマってます。


豊嶋さんの作った「小屋」……白く塗られた木材で作られた
ラビリンスのようなものでした……のそこかしこに、
三沢さんの動物たちが飾られているという作品。
森の中に迷い込んだような楽しさと不安がありました。



◎志賀理江子『いまださめぬ』
明度暗めのおされサブカル写真のようでいて、
よく見ると合成処理(?)でグロテスク。
ほのぼのとした流血沙汰。
寡聞にして初見でしたが、注目したい写真家さんだと思いました。



◎フィロズ・マハムド『穀物戦闘機』
穀物でカラフルに彩られた戦闘機。
今日び珍しいほど真っ向勝負の反戦!な作品ですね。



こう、このような撮影用の脚立が用意されていましてね。


その上から撮ると、公式っぽい写真が撮れるのです!




◎曾建華(ツァン・キンワ)『第4の封印』
暗い空間。
戦闘機のような不穏な音とともに、
アルファベットの形をした光が床を流れ始めます。

速すぎて読めませんでしたが、
英文の内容はdeath,kill等これまた穏やかでないもの。

音と光は量と速さを増していき、空間がそれらで
いっぱいになったところで、再び静寂と闇が帰ってきます。

しかしね、コレ


子どもがめっちゃはしゃいでました。


光の文字追いかけてさ。


うん、でも子どもが楽しめるのはいいアートだと思うんだ。

うんうん。



◎ズリカ・ブアブデラ『Al-attlal』他2点
ネオンサインでカーマスートラをイメージしたアラビア文字、
アラビア風アレンジのディスコサウンド等、
「現代欧米文化を使って自文化を表現」という手法が
「ウリ」の方なのかな、と思った。

こういうの好きです。
自文化と欧米文化、どっちをベース、どっちを
アレンジ要素にするかって選択とか。



◎宮永愛子『結―ゆい―』
実は友人は金曜に一度愛知県美術館来ていたんですが、
この作品に行列ができていて見られなかったのを後悔して、
もう一度観に来ていたんです。

行列が、というのは、作品の素材が繊細すぎて
大人数が土足で上がりこんでは壊れてしまうから。

素材は、ナフタリン。
中学で物質の昇華の例として習ったのを
憶えている方もおられるかもしれません。
防虫剤に入ってるアレです。
常温だと固体からどんどん気体になっていって、
最後には目に見えなくなります。

宮永愛子さんの作品は、そのナフタリンで靴を型取りしたもの。
白い粉末で出来た靴がどんどん消失していきます。

ナフタリンの靴も、展示スペースに縦に張られた
塩をまとった糸も、きらきらしてとてもきれい。
儚いぶん、余計に。

「靴」ってのがまた絶妙で、
「誰かがかつて、ここにいた」という不在の存在を
ヒシヒシとイメージしてしまうんですね、つい。
そして最後には消えてなくなってしまう。諸行無常ー。



ベテラン作家さんの作品も、新進気鋭の作家さんの作品もあり、
これぞ「お祭り!」って感じですね。

知らなかった作家さんを知ることも出来、個人的にも実り多いです。
長者町、納屋橋etcの「まちなか展示型」のエリアにも行っておきたいなぁ。
ちょっとしんどそうだけど。

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Comment

国際美術展を詳しく知らない
  • 村石太マン&ウリウリ星人
  • 2010-09-29 09:46
  • edit
まだ あいちトリエンナーレを 見ていないです
こないだ家の近くで 光が空に向かって いるのを見ました。芸術家 タレント プロになって 在る程度の生活をするのは 難しいようです。芸大 専門学校 芸術の戦い。芸術を目指したが たくさんの挫折者もいますね。挫折により 芸術を恨む人までや ノイローゼになる人まで。芸術が 好きだったのにね。アーティスト界もいろいろですね。
>村石太マン&ウリウリ星人さん
  • 紫式子 〔管理人〕
  • 2010-09-29 23:32
水木しげるも「努力は人を裏切る」と言っていますね。

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あいちトリエンナーレ納屋橋会場に行ってきました
  • あいちトリエンナーレ納屋橋会場に行ってきました
  • URL
  • 2010/10/01(Fri) 22:31
みんみんです。トリエンナーレ会場で行って無いのもあと2会場ほどとなりました。今回トリエンナーレは国際展示チケットの招待状をいただいて、回るのも同行者が居て一人ではないため、じっくり時間をかけて観て理解しようとする・・・という姿勢じゃなくて、楽しくザザっと観る姿勢で回っています。なので、混雑するだろうパフォーマンスは観ていません。パフォーマンスを中心に鑑賞するとまた全然違った感想にもなるのでしょうね。納屋橋会場は11時開場ですが、間違って10時台に到着してしまいました。他にも早く着いてしまった方々がいらっし...

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ぱっと見文化的なこと
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なんか王道はずれてるのが好き。
テーマにまとまり無くてすみません。
残念ながらこれが私です。

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