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紫式子日記

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映画『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』



さてさて、やっと観に行くことができました。

どうだったのでしょう?
私としては、期待していたものが
観られたので良かったのですが。


期待していたもの、というのは
19世紀末ロンドンのゴスな感じ。

この映画の何がすごいって、
実はメイクがスバラしいと思う。
デップもボナム=カーターも
すごく……ビアズリー顔です。

悪役も戯画的というか、
『コープス・ブライド』の
粘土人形みたいでスバラしいです。

うん、セットといい衣装といい
青っぽく処理した画質といい、
美術面がとにかくイイ。


ミュージカル映画と聞いていたので、
ストーリーにはあまり
期待はしてなかったのですが、
けっこうドンデンな結末で驚きました。

ていうか、救いが無さすぎる。
誰ひとりとして幸せにさせまいという
作者の意地とも取れる意図を感じる。

話のテンポが悪いのは
仕様だと思っています。

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映画『ラマン』やまだないと原作・廣木隆一監督



存在は知ってたんだけど、
実物初めて見たので衝動買い。

よかったです。
まんが原作じゃなくて、
本当に映画のために作られた
ストーリーに見えた。

元々やまだないとは
映画(単館系)っぽいまんが
描くひとだけどね。

ちゃんとその雰囲気が活かされた、
静かで淡々とした、だけど確実に
大きな波にさらわれていくような
映画でした。

演技指導が徹底して
なかったのがイマイチ。

安藤希さんて初めて知ったんだけど、
栗山千明から仰々しさを
抜いた感じで、きれいな方ですねぇ。

あと大杉漣がオイシイとこ
持ってきすぎだった。笑

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映画『LOVEHOTELS ラヴホテルズ』



劇場公開のときちょうど教育実習で、
行けなかった作品。

DVD化されてるって知らなかったんだけど
リサイクル商品で安く出ていて、購入。

単館だし、エロ絡みだし……
と思っていたけど、
存外悪くなかったです。

「Sweet Optimism」で
差し挟まれる字幕? とか
「BLUE」「SKIN」の
独り語りとか、ちょっと
言葉で説明しすぎかなー
ってのは思いますが。

せっかく映画なんだから、
ああいうのも「絵で見せる」
ようにしてほしかった。

でも全体として、テーマも
ストーリーも良かったと思います。
全部、キレイごとじゃなく
リアルというか、実際問題
ああいう立場になったら
ああいう選択するわな、って感じ。

最後の「ANTI SEX」だけ
コメディタッチなのですが、
手加減なくていい。
榎木孝明がハジケすぎている。
オフィシャルサイトで知ったけど、
この人劇団四季の出身なのね。

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映画『愛の予感』

★予告編(YouTube)


公式サイト

久しぶりに胃の辺りが
重くなる映画観たー

って感じ……かな……。

監督曰く、
「ラブストーリーが撮りたかった」
でも低予算で、アイドル俳優を使えない。
じゃあ、どうするか。
「近松門左衛門みたいに、
 時代のタブーを描こうと思った」


現代におけるタブーは何か。
そう考えたとき、
少年犯罪の被害者と加害者、
その親同士の恋愛、という
着想を得たんだそうです。


一緒に行った後輩の言葉を借りれば
「本当に予感だけの映画でしたね!」
全く以って。

でもその「予感だけ」が、
どうなったんだろう、と後を引く。
しかも、ハッピーエンドの
予感じゃあないんですよ。
なんたって着想の原点が
近松ですから……。


劇中にはほとんど台詞がなく、BGMもなし。
同じような映像が繰り返される中に、
かすかに紛れ込む変化を読み取る映画。
そういう映画を退屈だと思う人は、
ご覧にならなくて結構。
な一本。

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