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紫式子日記

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1970年「週刊現代増刊 三島由紀夫緊急特集号」

ヤフオクでこれはと思って落札。

開くといきなり篠山紀信によるグラビアでびびる。

澁澤が
「エロチシズムの極致として
 『男と一緒に死にたかったのだ』
 としか言いようがない」
とか言葉を寄せていて不謹慎ながら吹く。

美輪(丸山)明宏参加の座談会なんかも掲載。



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雑誌『Pen2007年11/1号』 ~お前ら、そんなに現代アートがわかりたいか!~



森村泰昌が載ってたから
つい買っちゃったんだが、
「これが『入門』でええんか??」と疑いたくなる構成。

巻頭の
「世界を測る物差しは、生きる元気をくれる。」
玄人が達せる境地というか、
「入門者」にソレいきなり
言ってもわっかんめぇ、、、。

「現代アートを読み解く、10の視点。」
作家にスポットを当てたかと思ったら
「新表現主義」なんてのも項目に入ってて、
これは作家ピックアップと
用語解説と、分けたほうが
良かったんじゃないか? 的な……。

「『いま』を表現する、注目すべき作家たち。」は、
だから面白かった。
各作家2pずつしかないから、
ホントーに導入部分だけだけど。

あ、あと個人的には
「ヨーロッパの祭典でたどる、
 現代アートの最前線。」

面白かった。
実はよく知らないから。

座談会「史上空前の、アート・ブームを総括。」も
ビエンナーレとかについて話されてて面白かった。
ほとんどアート・イベントの感想で、
ぜんぜん総括されてないけどな(笑)。


でもね、こういう
「現代アートをわかるようにする!」
系の特集って、10年前から
ずっとあるんですよ。
だからずっと
「わかられてない」んだなーと
悲しくなったし、
こーいうの読んで
「わかった気になろう」って
する層がいるっていうのも、
なんか苛立つ。

つったって、買ってるの、
私みたいな既存の美術ファン
だけだろーけどね。

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『紫の履歴書』美輪明宏



新装版が出てますが、
私が読んだのは↓の方。



美輪様ファンの中でも
いちばん人気といって
いいんじゃないか?
この本。

スミマセン、今まで
読んでなかったのですが……。

もっと詳細がギチギチ
時系列を追って書かれていると
思っていたのですが、
詩による表現も多く、
各時代にまつわる
エッセー集といった趣ですね。

この人の文才はとにかく凄い。
流麗な文体で、どんどん読めました。

内容はドロドロというか、
ボロボロというか……。

えっらいもんなんですけどね。

長崎で被爆してこの世の地獄を見、
上京して親と絶縁、浮浪者ギリギリの
生活を送る、という激動の青春時代。
20代はじめの「メケ・メケ」ブームと
30代はじめの「ヨイトマケ」ブーム、
その間の暗黒時代も重たいです。。。

それでも様々な男性と恋をし、
愛し愛され、奪ったり与えたりした。
そういった「愛」が、
最重要のファクターとして
全編を貫いています。

三島由紀夫が前書きを書いた
初版を見てみたい。
「日本の古本屋」で
検索したら1500円。

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雑誌『エロコト』


いあ、

1年も前の雑誌、というか

『ソトコト』の増刊なんですけど、

なんかバイオリズムの具合でか
妙に気になっちゃいまして、

ヤフオクで落札

しちゃったんだな、見事にな。


世界の坂本龍一が!
「エロはエコである」という
直感をモトに監修した、
エロ+ロハス=エロハスの本!!



しかし買って良かった。
これは面白い。

「エコ」を(一応)
コンセプトに掲げた
グラビアとか、

小池栄子(祝・ご成婚!)を
「縄文美人」として奉って
「縄文人はもっと伸びやかな、
 エコなセックスを
 楽しんでいたはずだ。」

っていう「縄文グラビア」を
撮ったり。

「縄文顔フーゾク嬢」とか、
やりたい放題ですね、教授。

進藤三雄×坂本龍一×リリー・フランキーの
「オヤジ3人エロ対談」は、
もはやエコとかすっとばして
スゴかった。
でもちゃんと最後は話が
「人間の根源的なエネルギー」に
オチているところが上手い編集。

あと、
「ポルノで得た収益を
 環境団体に寄付する」
みたいなNGOを紹介した
「エロいNGO」は知らなかった。
タメになった。

大人のオモチャ紹介ページとかも
あって、見てて楽しいんだが、
教授としては本当は
「土に還る素材でできたオモチャ」
とかを取り上げたかったんだと思う。

あと「水に還る避妊具」を
作りたいって言ってるんだけど、
それ、ぜったい、

使用中に穴開くよね。


まぁ、コンセプトにどれだけ
肉薄できていたかというと、
・・・(´・ω・)

★「SMOKER'S STYLE」坂本龍一インタビュー

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『爆笑問題の「文学のススメ」 』



爆笑問題も大きくなりましたよねぇ。
「ボキャ天」の頃から大好きでしたよ。

TV番組の方は
スペシャルだけ見て、
ダイジェストしか
見たことなかったのですが。

志麻子先生が
「なんで怖い話ばっかり書くんですか」
って訊かれて
「だって私、顔が怖いじゃないですか」
ってお答えになっていたのが
やたらと印象に残っている。

単なるテープ起こしかもしれないんですが、
頭の中で太田×田中のやりとりが
再現されて、電車の中でも笑ってました。

ゲストも豪華。
松尾スズキがどんなこと
考えて暮らしてるのかとか、
けっこう気になっていた。
中村うさぎが何者なのかとか、
あんまりよく知らなかったしね。

平野啓一郎はカッコいいなと思った。
ちょっと今度読んでみようと思う。

ま、やっぱり

団鬼六&加藤鷹の回
のインパクトには、
何も適わないんだけどな。

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