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紫式子日記

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「国宝 薬師寺展」 @東京国立博物館



東京国立博物館 展覧会Webページ

奈良薬師寺 公式サイト(あったんだ……;)

TVで特集を見た親に、
行ってこいと言われ……。



えぇ、スゴかったです。
八幡宮の境内が
屋内に再現
されてました。

薬師寺東塔のてっぺんに付いてる
「水煙」も、すぐそこの
東京芸大によるレプリカが
飾られていて、大迫力。

※水煙↓


あと日光月光菩薩がデカかった(笑)
笑い出ちゃうくらいデカかった。
高さ3mですって!
なのに一度に鋳造されてて、
表面も滑らかなのが自慢です。


暗めのライティングも、
作品保護のためなのでしょうが
この展覧会ではイイ感じ。

神社仏閣の内部って
薄暗いですからね。
ムード出てました


あと人生で初めて
「音声ガイド」を借りました。
さすがに門外漢すぎるからね。
市原悦子さんの声で
解脱できそうな気分でした。

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「北斎」展@名古屋市美術館



★名古屋市美術館 展覧会Webページ

昨日行った上に今日が最終日(汗)

あまりに人が凄かったので、
第1章「シーボルト」は飛ばしました。

あまり目にすることのない肉筆画
(いわゆる「日本画」)が
実は北斎のメインだった、
ということで多数展示。

色彩が鬼のように素晴らしいですね。
岩絵具の本気を見た ←?

あと、晩年に向かうにつれ
タッチがおおらかに、シンプルに
なっていくのが笑えました。

晩年の作品ほど女性の顔が
一般的な「美人」から離れて、
癖のある恐らく「自分好みの」
顔になってるのも(笑)

まあ、そんなのルノワールも
ピカソも一緒か。そかそか。


「富岳」「東海道」は、
やっぱこの人構図上手いなー、と。
すごく知性を感じました。
ベタだけど「大浪」はやっぱ
すごいと思ったよ。

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「シュルレアリスムと写真 痙攣する美」展

写真美術館Webページ

本展は、写真とシュルレアリスムの関係に注目した国内初の大規模展です。
シュルレアリスムの全貌を問い直し、「シュルレアリスムとは何か」という問いかけから、
「写真とは何か」という問いかけに繋がる考察の場として、
そのユニークな視覚世界を約200点でご紹介いたします。


確かに点数は多かった。
入場料600円(学生)であの規模は、
正直とってもありがたい。

なんだか烏合のナントヤラ、
みたいな感じもしたけどね。


興味深かったのは、
企画コンセプト内の↓の部分。

シュルレアリスム(超現実主義)とは、単なる空想のなかに存在する
非現実の領域を表そうとしていたのではなく、現実の中に存在する、
いわば強度の現実を捉えようとしたものでした。


その裏づけとして、展示の最終章では
昆虫や植物の一部を拡大撮影、
「シュールな」物体のように見せる
作品が展示されています。

なーるほど、それで「超・現実」か。
シュルレアリスムに関して、
5年ぶりくらいに「なーるほど」って
言ったかもしれん。


やっぱエルンストとかマン・レイ、
ハンス・ベルメールに
目が行きがちですが、
彼らがむしろ「浮いてた」。

日本の作家の方が
感性が「わかる」というか、
白の使い方とか「いーなぁ」
って思えましたね。
植田正治とか。

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レゴで作った世界遺産

★PIECE OF PEACE - World Heritage Exhibit Built With LEGO
 「レゴ」で作った世界遺産展 公式Webサイト

名古屋パルコにも来てくれたので
会いに行ってきた。

 

入場料が世界遺産の保護に役立てられるとか、
寄付してくれとかいささかうるさかったけど、良かった。

純粋に、単純に、数と規模、
掛かっている手間ひまに驚いた。

なんだかこういう気分、久しぶり。

円形の建物とか、どう組んでるんだろー、とか。
オリンポスなんか、柱の崩れたところまで再現してるんすよ。

いちばんの圧巻は、やはりこれ。
サグラダ・ファミリア!

使用ブロック25,000個、所要日数25日!!

 

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ゴス展 於横浜美術館



横浜美術館Webページ

「ゴス、それは
 過激なイノセンス。」


を旗印に、今日的なゴスの作品を集めた展覧会。

ぱっとイメージされるのは「ゴスロリ」でしょうが、
耽美さ・不吉なイメージなどを中心にした、
いわゆる「Goth」です。

どの作品にも共通してみられるのは、
強迫観念性・切羽つまった感・必死さ・生きづらさ。

一緒に行った友達(比較的常識人)が
「見てて痛々しいんだよね。
 どうしてこうなっちゃうんだろう」

なんて言っていたんですが、うーん、
「生きづらさ」「日常生活との違和感」としか答えられない。

そんな中、文字通り「輝いていた」のは
性転換を遂げた過程をセルフポートレイトで記録した
「ピュ~ぴる」さんの作品。

内向的で、虐待を受けていた様子(事実なのかな?)を再現した
「少年」時代の作品から、花々や色彩をまとった「少女」へ。
そして最後に、
「自分は一生着られないと思っていた」
純白のウェディングドレスが展示されています。
それを着たマネキンは、今まで自分を蹂躙してきた
大人たちや社会、「一般常識」を見返すように、
血のしたたる中指を立てています。

ゴステイストが好きな方だけでなく、
「なぜこんなカルチャーが……?」
と疑問に思われている方にも、
一見の価値がありそうな展示。

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