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紫式子日記

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レニングラード国立バレエ『白鳥の湖』




KOSEクラシックスペシャル・レニングラード国立バレエ『白鳥の湖』をば観てまいりました。



B席だったのですが、真正面で、ちょうど舞台全体+オケを見渡せる位置!

一緒に行ったMarchHairちゃんとキャッキャ言って歓んでました・笑



まともなバレエを、全幕通してというのは初めて。

やっぱキホンはチャイコフスキーでしょ、バレエったらスワンでしょ。

スワンっていうと柴田亜美のギャグが思い浮かぶ私はパプワ君世代。(皆この話題ついてこれる?;)



いゃー、コピーに偽りなしで、本物は美しい

こないだ観た「ジゼル」も悪くなかったんだけど、あれ日本のバレエ団だったんですね。

今回、なんたってロシアの国立バレエ団じゃないですか。

みんな脚なっがい、なっがい。

キレーなんですよ〜 それが。

白鳥24羽が脚ひらひらさせるところなんか、壮観・圧巻!



そして、オデット役のプリマは、その中でも一際光ってました。

やっぱり、王子役・お姫様役を射止めるダンサーは、オーラが違う。



『白鳥の湖』を選んだのも正解でしたね。

曲、耳に馴染んでるし。

「四羽の白鳥」がナマで観れたのも収穫でしたな。

第3幕の、主題メロディがいちばん盛り上がるところは本当にゾワゾワした。

王子とオデットが悲嘆に暮れながら抱き合うところ。

泣いた……



あー なんかバレエ門外漢なんで(いゃ私は万事に関して門外漢だけどね)、ほかのバレエ団との比較とか出来ず、素人ムキ出しの記事になっちゃって申し訳ない。

でも、よかった!

しかし、よかった!

こんぐらい言っときゃわかってくれるだろ、うんうん。



1年を締めくくるにふさわしい、いい体験となりました。えへへ。



次はオペラ狙っていきます。

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スコットランド国立美術館展




これが無ければ渋谷なんか絶対行かないのに、と毎回思うBunkamuraにて開催中のスコットランド国立美術館展



「フィリップス・コレクション展」以来で、生ルノワールに会ってきました。





オーギュスト・ルノワール《子供に乳を飲ませる女性》1893-94年頃


何度観てもエッロいなー、ルノワールは。

ぷくぷくのお肌大っ好き!ってのが100年の時を越えて伝わってくるもんね。

しかしそれは取りも直さずこの画家が対象に注いだ「愛」の結実であって。

滲み出てくる「母性愛」に、今日もうるっとさせられました。

でもこの人、「私は第三の足で絵を描いている」って言ってたんだよね……?



モネもいます





クロード・モネ《積み藁、雪の効果》1891年


この人の絵って、色彩は柔らかいのにタッチが慌しいんだよね、と思う・笑

「瞬間」を描きとめたかったからかなぁ。

ルノワールはストップモーションかかってる感じなのに、モネはこれからも回り続けるフィルムの1コマって感じなんだよね。



でもでも、ルノワール・モネも然ることながら、今回の発掘はこれ





ジュール・バスティアン=ルパージュ《お手上げだ》1882年


らぶい!!

まじ、かわいいんです、この男の子(の絵)!!

い〜〜ぃ表情してるんですよ、ホント……。

くりっとした目が、小生意気だけど愛嬌があんの。

実物は等身大だから、存在感も鮮烈です!

これだけでも観にいく価値があると思った

ミュージアムグッズは買わない派なんだけど、今日はこの子のA5ノートがあって、思わず購入しちゃった……。

500円……。フツーのやつなら200円で買えるのに……。



全体としては、19世紀半ばあたりの、穏やか〜 で 落ち着い〜〜た作品がほとんどでした。

疲れた体で行ったから、ちょうどよかった。

ただこういうのって、

印象に残りにくいのよね

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ヴィヴィアン・ウェストウッド展




photo by Rankin-Icon


六本木ヒルズに行く用事があったので、ついでに行っちゃいました。



ロックから始まって、古典的要素をパロディし、現在に至るまで……。

実際の衣装と、ショーなどの映像資料から、常に時代に先駆けてきたヴィヴィアン・ウェストウッドの仕事の素晴らしさを、歴史的「功績」として知ることができます。

展示の後半部分で見られる、ヴィヴィアン・ウェストウッド自身が語るVTRには畏怖の念すら感じます。

「世の中の服の90%は体に合わせることを考えていない」

「私の服はそれらの服への批判だと思っています」


みたいなこと、言ってた。

あと、イヴニングドレスの展示キャプションにあった

「華やかな服は人生を豊かなものにすると考えています」

ってのも、嬉しい言葉だと思ったなぁ。



「着るもの」としての洋服を観るだけでなく、そこに込められた社会観・思想まで伝わってくる、静謐ながら情熱的な展示でした。



個人的には古典的要素を取り入れ、パロディしたシリーズが好きだなぁ。

絵画がプリントされたコルセットとか、いいなぁって。



そうそう、もっとパンクでロックでビッチなばーさんだと思ってたら、普通に品の良い、きちんとした方なのね。

英語も聞きやすい英語だった。

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山口晃展




日本橋三越にて、本日最終日。

最近ギリギリに動くことが増えた。



さて山口晃さん。

大和絵の画面構成を用いながら、古今のモチーフを描きこむ、独自のスタイルを掲げる「絵師」の方です。





「東京圖 ― 六本木」


東京タワーのてっぺんにうだつがくっついてたり、三越の店舗の中に洋服の店員と着物・チョンマゲの江戸商人が混在していたり。

武士のよろいがパーツパーツでデジタルだったり、馬の下半分がバイクだったり。

これは遊び心なのか、或いは中途半端な和洋折衷によって、アイデンティティを見失っている「日本人」への啓発なのか?



作品について言うと、画面全体の構図バランスもさることながら、細部の描写がほんとーに細かい。

だから画集はルーペしおり付です(!)。

その精度たるや、エロティシズムさえ感じるほどです。



恐らく、恐ろしく、頭の良い方なんだろう、と思います。

でもその作品への凝り方を見ると、ものすごくうきうきと創作に励まれているというのも感じられます。

思うところは多いし、語るべきこともいろいろあるのでしょうが、とりあえず今は、面白い画家さんがいるぞ、というのだけ申し上げておきます。

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ヴェネツィアン・ビーズ展




ヴェネツィアン・ビーズ展
、日本橋三越にて。

日本なんかだと、つい小学生のお裁縫を連想してしまうビーズですが、この展示ではその歴史・美術性を知ることができます。

古代ローマに見られる、原始的な、ですが既に技巧が凝らされているビーズから始まり、

16世紀、ヴェネツィア共和国の主要な輸出品だったビーズ、

18世紀、貴婦人たちが身につけるための精巧で可愛らしいビーズ、

20世紀に至ってからの、モダンなビーズ・アクセサリーまで。

それほど展示数は多くないのですが、ボリュームはかなりありました!



私が特に感銘を受けたのは、19世紀のフィオーレ・ビーズ。

陶磁器みたいなんですのよ、奥様!(誰)



あと、全身にビーズ細工が為されているドレスとかね。

パラキスでジョージがさ、ドレス全体にビーズで花を描くでしょ。

あれにメンバーが猛反対した理由がわかった(笑)



後半は現在日本で活躍しているビーズ作家さんたちの作品展になっています。

こちらも素敵。

宝石よりきらんきらんしてるんですよね。

中でも天野恵子さんの「アメリ」は、かの映画の主人公のイメージそのままで、嬉しくて涙が出るほどでした(笑)


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