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紫式子日記

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マキシム「ピアノ・ソロツアー2007春」於すみだトリフォニーホール/『エレクトリック』


MAKSIM 公式サイト



エレクトリック
エレクトリック


なんどかこのblogでも取り上げたので

知ってる人は知ってると思われるが……



大好きなイケメンピアニストでして、

(自称)ファン暦5年目にして、やっと!

コンサート行ってきました〜



場所は、錦糸町の「すみだトリフォニーホール」大ホール。

クラシック音楽をデジタル・アレンジしているという、

その技法が好きでずっと聴いているのですが、

ステージにはグランド・ピアノ1台。

聴こえる音も、ピアノだけ。


……「ピアノ・ソロツアー」ってそういうイミかぁ(ノ∀`)



でも、その分マキシムの

「生音」を体感できました



すごーく、繊細な演奏をするんですよね!

音が、フォルテでも「か細い」っていうか、

すごく機微に富んだ音を出す。



ショパンの「夜想曲」なんかは、

演奏家によって解釈とか奏法がカナリ違って、

ポピュラーな分だけその違いがシロウト耳にも

わかりやすい曲だと思うんですが……

マキシムの奏法は

「淡く・儚く・軽く」

って感じかな。

音に情感をこめるより、余韻に叙情を残す感じ?



うん、CDで聴く分にはアレンジ入りのがいーんだけど、

今日のコンサートは「ソロ」でよかったな〜、というところ。





最後にじまん。

買いそびれていた最新アルバム『エレクトリック』を

会場で買ったら、サイン会の参加権がもらえました!

サインもらったぜ、CDトレイ下のジャケットに。

つか! ホンモノ、写真よりカッコいーぞ!!

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『J.S.バッハ』礒山雅


J・S・バッハ
J・S・バッハ


バッハはゴシックではなくて

バロックの時代の人なんだけど、

立ち読みした感じゴシックにも通じる

アンビバレンスについて

書かれてるぽくて、挑戦。



まずバッハが生きた時代って、

音楽がバロック様式から古典様式に

移り変わる節目の時代で、

社会面でも、ルターの宗教革命

職業の世襲制の崩壊みたいに

「変革」の時代だったんですね。



そういった中でバッハは、

バロック的要素 ⇔ 新しい音楽の要素

の矛盾相克を生きた。

もっというと、上手く止揚させて、

独自の音楽を生み出した。



そしてバッハは、楽譜への書き込みが

事細かであることで知られてるらしいのですが、

実際のバッハの演奏は、

とても即興的だったのだろうという分析。

むしろ、即興的だったからこそ、

細かい指定が必要だったのではないか?

というアンビバレントな

解釈が述べられています。



そのため礒山氏オススメのバッハの演奏は、

楽譜に忠実に、きっちりかっちりというより、

ジャズ・アレンジなど、

自由なリズムでなされたものなんだそう。




「バッハはロックの元祖」

なんてたまに聞きますけど、

そういう「斬新さ」「即興性」を

上手く取り込める人だったっていうのが、

理由のひとつに挙げられるかもしれません。



また、教会音楽を

一般人のためのカンタータに

転用したりして、

「聖」のための音楽 ⇔ 「俗」のための音楽

という次元も、やすやすと超えていたようです。



それでも再三言われているのが、

「神こそがバッハにとっては

 一番の聴衆だった」
ということ。

そのため、バッハの音楽は常に

荘厳さを持って響くのだ、と。



このほか、資料からわかるかぎりの

バッハの人柄・生活などにも触れられていて、

バッハを身近に感じられ、

読みやすいながらも

充実した内容
になってます。

新書でこんな満足感あるの久しぶりだな。



影響されて文中で紹介されていた

ジャック・ルーシェのジャズ・アレンジを

聴いてみました。

よかったです。

クラシック&ジャズお好きな方は、zehi。

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マッハで今年を振り返る 〜音楽編〜


私の2006年はスガシカオに始まった!!

といっても過言ではない。

05年末のTVで顔を見、

「ひょっとしたらこの人、すっごい好みかもしんまい」

と思ってはや12ヶ月。

11月には人生初の「ライヴ」ってものを、スガシカオで飾っちゃいました。

折りよくスガシカオもデビュー10周年で活動が精力的、

うれしいファン元年とあいなりました。



Switch (Vol.24No.10(2006Oct.)) PARADE (初回限定盤)(DVD付) ALL SINGLES BEST



それから、エントリ書きそびれたけどSHAKIRA(シャキーラ)との出会いもありました。

南米コロンビアの女性歌手ですが、

裏返ったようなウィスパーボイスのようなあえぎ声のような

独特な歌い方をする方です。

楽曲もラテンのリズムで私好み。

入った飲み屋で流れていて「一耳ぼれ」、

店長さんに歌手名を聞き、ついでに仲良くなり、と思い入れ深い歌手となりました。



Laundry Service フィハシオン・オラル vol.1 オーラル・フィクゼイション vol.2

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ボーイズ・エアー・クワイア『バッハ』


Boys On BACH
Boys On BACH



なんだか最近、癒し系の音楽しか聴きたくありません。

卒論上がって気持ちが落ち着いたのか、

はたまた疲弊して安らぎを求めているのか。



あとはバッハが聴きたかったんですよね。

今年はモーツァルトイヤーだったらしいですが、

私はだんぜんバッハ派です。

バロックバロック。



そして出たアタリがこれ。

ボーイズ・コーラスの少人数ユニット(このCDでは9人)、Boys Air Choir。

ただでさえ美しいバッハの旋律を、

汚れない歌声で編み上げています。



ボーイズコーラスってのは実は初めて聴くんだけど、

やっぱ成人女性の歌声とはちがうんだね。

透明感はあるけど丸みがないというか、

ほんとうに子どもの声ってかんじ。

ちょっとキンキンしてる。

でもそれが清らかさを感じさせる。

さわやかな気分になります。



やっぱ『主よ、人の望みの喜びよ』はいいなぁと再認識。


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マドンナ『ウルトラ・マドンナ~グレイテスト・ヒッツ』『グレイテスト・ヒッツ VOL.2』


ウルトラ・マドンナ~グレイテスト・ヒッツ
ウルトラ・マドンナ~グレイテスト・ヒッツ



グレイテスト・ヒッツ VOL.2
グレイテスト・ヒッツ VOL.2


まだ聴いてる途中なんだけど、それぞれのさわりを聴いて

「マドンナの音楽は『マドンナらしくある』のではなく、『ミュージック・シーンの先端』なのだな」

と思った。

アルバムごとにプロデューサーを変え、曲調をがらりと変えるというのは聴いていたけれど、ここまでとは思わなかった。

マドンナの楽曲を追うだけでミュージック・シーンの歴史を追えるのではないだろうか。



マドンナ真実の言葉
マドンナ真実の言葉



『マドンナ 真実の言葉』というマドンナ語録があるのだけれど、後輩の子がマドンナ好きというので立ち読みだけした。

そのとき読んだ

「マリリン・モンローは被害者だった。でも、私は違う」

という言葉を思い出す。

マリリンのように、消費物とされないために。

被害者とならないために、マドンナは戦い続けてみせているのだろうか。



知の技法―東京大学教養学部「基礎演習」テキスト
知の技法―東京大学教養学部「基礎演習」テキスト



私がマドンナという人を初めて見たのは高校の図書館にあった『知の技法』で(レコード屋でなく図書館だったというのがいかにもで泣ける)、そこには彼女のヌード写真集について書かれていた。

内容はトンと憶えていないのだけれど、図版として載せられていていたサイボーグのような彼女の肉体を思い出す。

鍛え抜かれた筋肉は、欲情を催させることを目的とはしていないように見えた。

あれは、消費物とされた「女性」……マリリンに集約される……を代表しての、マドンナなりの復讐ということになろうか。



SEX by MADONNA―マドンナ写真集
SEX by MADONNA―マドンナ写真集



森村泰昌が『サイコボーグ』シリーズと題してマドンナに扮していたのも、そういう経緯があったのかな。

などと、遅めのマドンナ覚醒を果たした私は思っている。

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