忍者ブログ

紫式子日記

Home > ブログ > Comics

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

『ビアティチュード BEATITUDE (1)』やまだないと


2回くらい発売延びましたけど(苦笑)、手にすることができました。
ないと先生、ありがとうございました。



掲載媒体である『モーニング2』は創刊号から毎号買っているので、
収録されている内容はぜんぶ雑誌連載時に見ているんだけれど、

かなりの箇所で単行本化に際しての加筆修正があったので、
それだけでもけっこう楽しめました。
新エピソードがまるまるひとつ、加えられていたりとか。

主人公ショータローが、ぜったい非モテに決まってるのに、
自意識過剰で「実は自分はモテている」と思っているあたりが
わかりやすくなるよう、強調されてたりとか(笑)。

連載だと気にならなかったけれど、たしかに単行本にして
まとめて読む場合、ここはこうなってた方が流れがいいですね、てなセリフとか。



というかやはりこのひとあたまがよい。

よいというか、じっくり考えて、錬りに錬って、
おそらくすごい量の候補を取捨選択して、
最善のネーム(セリフ)、構図、描画をしている。

ほんとすごいですよ、セリフといい、「間」を表現するための1コマといい、
あらゆる要素が模範的に配置されている。

本当に映画が好きな人なんだと思います。
編集が見事。
違和感も無いし、かといって大人しい訳でもなく、ちゃんと動きがある。



ゆっくり・じっくりでいいです、つづきを読ませてください。

拍手[0回]

PR

『モーニング2 VOL.15 12月2日号』

morning2_15


月刊化してからは惰性だ惰性だと言っていたのですが、
今月のは面白かったです。



ここ2~3回はネームにじゃっかん「やっつけ」感漂っていた
山下和美『不思議な少年』は、なんだか久しぶりに重そうな話。

キリストの教えに生きるつもりでいる一方、
「魔女」と指をさされる女性に憧れてしまってもいる、
「少年」そっくりの少年(まぎらっかしい)が出てきます。
前後編になっていて、今月のは前編。

不思議な少年 7 (7) (モーニングKC)
不思議な少年 7 (7) (モーニングKC)



やまだないと『BEATITUDE』冒頭の
「ナイトー先生、ゲンコー落として連載打ち切り」
エピソードは、かなり「ないと先生のアタマの中」感が漂っていて
ズキズキ来ました(笑)。

若き日の石ノ森章太郎・赤塚不二夫らをモデルにした『BEATITUDE』、
単行本1巻は明日10月23日発売です。

ビアティチュードBEATITUDE 1 (1) (モーニングKC)
ビアティチュードBEATITUDE 1 (1) (モーニングKC)



鈴屋あやめ『いったり・きたり』は回を重ねるごとに面白くなっている気がする。

オノ・ナツメはよく作品のクオリティを維持できるよなぁと思う。

中村光『中村工房』買いました。そのうちレビュー書く。

『Kinono's kiwifruit comic tales』ハナシは先月号ほどじゃなかったけど、かわいかった。

鍬先かおり『フレンド』良かったです。ネームが上手い。
トーンを使わずペンだけで処理した淡いタッチが話とよくマッチしていた。

アダチケイジ『The DRIFTERS』、この方向性は合っているのではと思えてきました。



ヘンな言い方だけれど、新しい作家さんが入ると全体が活性化する気がするなぁ。
もともとモーニング2って、私の中ではそういう位置づけだった。
おなじみの作家さんが腰を据えて描く作品と、
新進気鋭の人たちの前進的な作品とが読める雑誌、ていう。

拍手[0回]

【短編アニメ】『まよいの森』『死と乙女』KTOOONZ

ケータイサイト「ヒトコト」で読んでるモバイルコミック
『むにむにぴょん!』『Devi-Love』がおもしろいんだが、
その作者さん・KTOOONZさんの自主制作アニメを発見した。

稚拙なんだけどぬめぬめした動きがイヤラシイ。
手塚治虫の実験アニメなみになまめかしい。

『まよいの森』
自身はコケティッシュなのに性に怯える少女、
というのはこの人の得意なテーマなんだと思います。


『死と乙女』
携帯コミック『Devi-Love』もゴシックテイストだったりして、
興味を持っているテーマなんだろうなぁ、と思う。


この人の描く人物は、くちびるがいやらしくていいですね。



オフィシャルサイト
「トリプルダブルユー ケイトゥ~ンヅドットコム」

ktooonz

「ヒトコト」働く女子のケータイリフレ

拍手[0回]

『モーニング2 No.14(2008年11月2日号)』

そいや発売日に買ったんだけど、レビュー書いてなかった。

オフィシャルWeb



とりあえずやまだないと先生★『BEATITUDE』が今月も休載でした(´・ω・)
単行本の発売予定日も2回延び、10/22に。
でもこれも間に合うんかなぁ。

とはいえ個人的には、ないと先生にはもうじっくりゆっくり作品を
作っていってほしいので、特に急ぐ気持ちはないです。



国際派モーニング2のいいところは、海外の作者のMANGAも読めるところ。
今月の『Kinono's kiwifruit comic tales』、よかったです。
キーウィフルーツまったく関係ないけど。

なんたって絵柄が絵本的でかわいい。オチも微笑ましい。

歯医者の息子の話。
『チャーリーとチョコレート工場』をちょっとほうふつとさせる。
あのゴッツい、ゴッスい歯列矯正器具も出てきたし。



今まで書いてこなかったけど、なにげに★『変ゼミ』
『いったり・きたり』、好きだったりします。

『変ゼミ』は、私レベルのライトな変態なら共感ポイントいっぱい。

『いったり・きたり』は、作者自身の女子力の低さが表れてて好きです。
今月はだめんずなM女が出てきて、
「Hの時 フトンから上半身を出すことを禁じられたり
 (これって存在否定?)」
って、ビミョーに身に覚えのあるエピソードがwwwww

拍手[0回]

『きのう何食べた? (1)』よしながふみ



最近遊びに行くお金がなくて、料理でストレス発散するのが定例になっている。

まぁ単純に
 ・ 素材を揃えて
 ・ 手順を追って作業して
 ・ 完成
という、過程のシステマティックさが楽しいんですよね。



つ、アレで料理の参考にするために、通勤の電車の中で再読。
やっぱり面白い。

ごぼうと鮭を炊飯器に一緒に放り込む炊き込みご飯、作ってみたいな。
さんまも食べたくなったけど、あいにくうちにはグリルがない。



実践的なレシピ(分量までは書いていないので、
読み手のクリエイティヴィティも求められる)もさることながら、
キャラクターもすてきよね。

チマチマと自意識過剰な史朗がかわいい。

よしながふみを筆頭に、BL出身で名が売れてる
女性漫画家って、クレバーな人多いですよね。
『女子nicomi』を読んでいても思うのだけれど。

BL読者は目が肥えているというか、厳しくて、
メジャーになるにはそれなりの思想性とか、知性が
求められたりとか そーいうことなんでしょうかね。

拍手[0回]

PAGE TOP