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紫式子日記

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『「薔薇族」編集長』伊藤文学



言わずと知れた、日本発のゲイ雑誌『薔薇族』編集長による、回顧録。

★伊藤文学blog:月刊『薔薇族』編集長伊藤文學の談話室「祭」



創刊号に付されたサブタイトルは「君と僕の友愛マガジン」。
この姿勢は最盛期を迎えたときも、危機に陥ったときも、貫かれていた。

読者との「対話」を大切にすること。
現に、当時は「同性愛」という概念すら世の中に広まってなかったから、
人知れず悩むゲイの方たちが、編集室(兼自宅)に深夜早朝電話してくることもあったらすぃ。

伊藤文学はひとりひとりの読者を
「自分の出している雑誌を必要としてくれている人」
として意識していて、事故・災害のニュースを聞くと
読者が巻き込まれていないか? を心配するんだそうだ。

こういった意識は、昨今の「雑誌」あるいは
「雑誌的たることを目指している媒体」に欠けているもののように感じる。



セイゴオ先生も読んでらした

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『世紀末画廊』澁澤龍彦


実はかなり間隔を空けて読んでいたので、内容あんまり憶えてないっていう←←



とはいえそれゆえ印象深いものだけが記憶の柵にひっかかってる感じで、
それは何かっていうと中ほどの章「シュルレアリスム 狂熱の追求」。

「クールな世界観を教えてやる!!」
みたいなアツいエネルギー、が動かしていた運動なんだと思った。
だから高校~大学2年くらいの私も、熱狂したんだな、と思った。



ほんとは作家を1組ずつ紹介した最初の章目当てで購入したんだけど、
結果的に面白かったのは最後のほうの『芸術新潮』に掲載したエッセイの章だった。

長すぎず短すぎず、澁澤龍彦自身の自省っぽい部分もあったりして、満足度高い。



本全体としては、少々食い足りない印象。

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『ハルヒマヒネマ』やまだないと

やまだないとが書いてる映画感想ブログの、書籍化。

お世辞やおべっか、生ぬるい「やさしさ」で
空っぽの賛辞を贈ったりしない、ヤマラハルヒは。



私もこのブログで映画の感想を書くけれど、
実はけっこう「フォローしたいな」
「つぅかチケ代ソンしたと思いたくないな」
って心理が働いて、ウソくさい褒め方をしたりして、

あとあと読み返して
「別にこんないい作品じゃなかったよなー、これ……」
ってなることが、ある。割と。

というわけで、今後はヤマラハルヒ方式を採用し、
自分に正直に書こうと思います。



あとこの人の映画の見方の面白いところは、
制作者や制作現場の雰囲気まで想像して、
作品を好きになったり嫌いになったりしてるとこ。

映画作る学校に通ってた人だもんね。
私がまんが読むとき、まんが家の意図とか意気込みとか
現場の切羽詰った感を想像しちゃうのと一緒かな。

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『動物化するポストモダン―オタクから見た日本社会』東浩紀



やっと読みましたごめんなさい。
しかも通勤電車の中で読んだのであんまりあたま入ってません。



薄い記憶の中でも残っているのは、ファーストガンダムファンなどの
第1世代オタクは、年号や時系列の符号にすごく厳しかったりして、
「物語」への執着が強いということ。

一方、(うちらみたいな)80年代生まれの第3世代オタクは、
「萌え要素」と呼ばれるパーツ、属性に「萌える」ということ。



毎度STAR WARSの話をさせてもらえれば、物語もあって、
キャラも楽しめて、というところで、やはり最強の
エンターテイメント・ムービーなのではないかと思いました。

父は物語を楽しみ、私はキャラ萌えしています。

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たまひよに対抗 「ドグラくらぶ・マグラくらぶ♪」

ドグラくらぶ・マグラくらぶ♪ vol.1


ベ●ッセが提唱する「たまひよ的」妊婦~ママライフを過ごし、
大多数の妊婦が支持する生活様式・志向に迎合するのはイヤだなぁ


と思って、私が過ごしたい妊婦ライフを勝手に提案する
「妊婦のためのサブカルサークル」
ドグラくらぶ・マグラくらぶ♪
というのを勝手に構想して、勝手に会報を作ってみた。
ドグラマグラに描かれる、奇怪な世界の一部としての胎児、というのがキーワードです。

現在会員は2名です★ミ



ドグラ・マグラ (上) (角川文庫) ドグラ・マグラ (下) (角川文庫)


たまごクラブ 2008年 09月号 [雑誌]
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初めてのたまごクラブ 2008年夏号―妊娠がわかったら最初に読む本 (2008) (ベネッセ・ムック たまひよブックス)
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