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紫式子日記

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またそーやって余計なロマンスを ~『天使と悪魔』→『デセプション・ポイント』ダン・ブラウン~

デセプション・ポイント〈上〉 (角川文庫) デセプション・ポイント〈下〉 (角川文庫)


これと『天使と悪魔』を立て続けに読んだのだけれど。

天使と悪魔 (上) (角川文庫) 天使と悪魔 (中) (角川文庫) 天使と悪魔 (下) (角川文庫)


アメリカの人ってほんとにああいうどーでもいい
ラブロマンス・ハッピーーエンドが好きなんですか?(´・ω・)

『天使と悪魔』でら面白かったのに最後がアレで萎えた
『プライドと偏見』のアメリカ版エンディングを
見たときのげんにょりがフラッシュバックした

くちの悪い友だちが
「アメリカ人あたま悪いからああやって具体的に描かないと
 そういう関係になったってわからないんだよー」
とか言ってたけどね★



作品自体は、宗教学的・美術学的要素がなかったし、
初期作ってこともあってか
『ダ・ヴィンチ・コード』や『天使と悪魔』みたいに
引き込まれてイッキ読み、ってことはなかったです。
ふつうにじゅうぶん面白かったですけどね、豆知識多いし

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リア充になりきれない女たち ~『働きマン』松方弘子のMake It Beauty!~



だいぶ前の本ですが、ブクオフで安く出ていたのでご購入。
安モヨ信者の友達に
「こんなものを読んでるとリア充みたいで恥ずかしい」
と言ったら
「大丈夫、あれは実用書に見せかけた働きマンのムックだから★」
と明るくフォローされました。
そして実際そのとおりだなと思いました。
そういや安野モヨコ自体がそういう人だしな。

ちなみにその友達はオタ出身・元バンギャ、
元カレの好みでCanCam系になろうと努力したものの
いまいちしっくり来ないまま彼とは別れたという
経緯の持ち主です。

『Healthy』も買ったけどどうせ似たようなもんだろうな
「働きマン」松方弘子のMake It Healthy! (KCデラックス)
「働きマン」松方弘子のMake It Healthy! (KCデラックス)

私は立ち読みすらしてないけど、前述の友達は買ってた
prints (プリンツ) 21 2009年秋号 特集・安野モヨコ [雑誌]
prints (プリンツ) 21 2009年秋号 特集・安野モヨコ [雑誌]

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『作家のおやつ』



写真・参考図版が多く、本自体が息抜き的というか、おやつ的な本。

三島由紀夫、手塚治虫、幸田文、澁澤龍彦など、私も敬愛する
作家たちのライフスタイルや「食」への価値観も交えながら、
遺族の方やゆかりのあった方々が、お気に入りのおやつを紹介しています。

毎朝通勤電車の中で読んでいたので、朝から食欲そそられて仕方ありませんでした……。

やたら多かったのは★「空也もなか」
私は食べたことないのですが、相当すごそうだ。
次に上京したとき、食べてみたい。

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『午後の曳航』三島由紀夫



三島由紀夫作品に関しては、もう私がどうこういうものではないので、
「読んだよ」という記録だけ、という感じなのですが。



この作品にはちょっとした思い出があって、高校の時の模試で
課題作品として出題されたのですよね。
で、模試が終わった後Yちゃんという女子が、
「式子ちゃんあれ何て言う作品かわかる?
 先生に訊いてみたんだけど、
 『確か三島由紀夫』ってことしかわからなくて……。」
って訊いてきたんですね、私に。
当時私村上春樹しか読んでなかったから、わかんなかったのですけれど(汗)。

『午後の曳航』のあらすじを読んで、どうもコレくさいぞとわかったのは大学時代。
すでにYちゃんも私も進学のために家を出ていて、
お互いの現住所がわからない状態で、メアドも消しちゃってて、
結局Yちゃんが『午後の~』にたどりつけたかどうかはわからないまま。

Yちゃんは私に『木島日記』とか『北神伝綺』を教えてくれて、
サブカルの手ほどきをしてくれた(笑)恩人なので、
いま思うとなぜ連絡手段を絶ってしまったのか「( ;´・ω・`)?」なのですが……。
木島日記 (1) (ニュータイプ100%コミックス) 北神伝綺 (上) (角川コミックス・エース)



あと、大学に入ってから知り合った友人に案内してもらって行った
元町を舞台にしているので、風景が容易に思い浮かぶという点でも、
個人的には思い入れの湧く作品です。



いちおう作品の感想を。

三島の「少年観」「(理想の)青年観」「父性観」が一同に介していて
「あ~~なるほど~~……」って思う。

三島は「少年」であり「理想の青年」である自分のまま、
堕落した「父性」を身に着けるまいとして、ああいうことをやったのかな、
なんて、いろいろ。

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『甲賀忍法帖』山田風太郎



浅田寅ヲによるコミカライズ版、それからそのつながりで
『バジリスク』も読んでいたので、満を持して、という感じで原作。

すごく90年代的なものというか、
二次創作・ラノベ的なものとして楽しませていただいたんだけど、
これ、60年代の作品なんだよね……。
やっぱ60年代ってファンキーな時代だったんだね、と言うべきか。

今読んでも全然古びずに「トンデモ」なのは、すごい才能だと思う。



「トンデモ」という点において、ある意味『バジリスク』より
解釈が正しいんじゃないかしらん、と思っている

甲賀忍法帖・改 (1) (角川コミックス・エース) 甲賀忍法帖・改 (2) (カドカワコミックスAエース)

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