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紫式子日記

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『セックスとニューヨーク (ハヤカワ文庫NF)』



SATCの原作……というか、原案本。

特に得るもの、なし。
ここに描かれているのはNYのいち側面でしかないだろうし、
この程度の出来事や心情は東京にも転がってるだろうと思うし。
ただちゃんと書いて本にする人が彼女以前にいなかったのかなぁ

ドラマはストーリー仕立てになってるんだと思いますが、こっちの方は座談会・会話録形式。
なので、ドラマとは内容がだいぶ異なっているんじゃないかと思います。
あとひとつひとつのエピソードが短くて、人名がごちゃごちゃになります(笑)



Sex and the City Season1 プティスリム(期間限定生産) [DVD]
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『家族の標本』柳美里



いわゆるひとつの「名著」なんじゃね?

作中にも出てくるけど、この言葉の実例集みたいだと思った。
               ↓
幸福な家庭はどれも似たものだが、
不幸な家庭はいずれもそれぞれに不幸なものである
(トルストイ)


柳美里の語り口が好き。
淡々と客観的事実を述べているようでいて、
めちゃくちゃ情景描写(周囲の状況の説明を通して
登場人物の心理を伝えるってアレ)が駆使されている。

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『滑稽漫画館』宮武 外骨

滑稽漫画館 (河出文庫)
滑稽漫画館 (河出文庫)

ジョークって
「今のはこれこれこういう意味だから面白いんだよ」
って説明しちゃうともはや面白くないじゃないですか。
その感じを拭いきれない本。

むしろ戦前戦中の風俗文化史料として読むべきかもなー。
教科書に載ってる人物、としてしか知らない伊藤博文が
当時は好色政治家ってことで風刺されてた、とかね。

そして当時の日本にこれだけカゲキでブラックな
ひとがいたということは、現代に生きる私にとっても
なんだか心強いなと思ったりもするわけです。

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『東京奇譚集』村上春樹



パラパラ立ち読みした程度で未読だと思っていたんだが、
読み返していくうちに「あ、これ読んだわ」と思い出した。
でもこのblogに記事が無い辺り、やっぱりあんまり
根を詰めては読んでないのだろうなぁ。

と、まぁそんな風に読んだかどうかも忘れるほど印象が薄い短篇集……。
読みやすいが故に流れ去りやすい、というのもある。
今日1日、往復2時間の通勤時間で読みきってしまった。

内容もなんだかそんな感じ。
偶然居合わせて「あ、前も遇ったかも?」と思い当たるみたいな。
どれも読後感が良いっていうのも影が薄い原因かなー。

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『ララピポ』奥田英郎



ずっと文庫化されず手に取りそびれていたのだけれど、
映画化されるってことで読みましたァン!

さすが奥田英郎、めちゃくちゃ読みやすかった、2日で読めちゃったー

滑稽さと物悲しさって紙一重というかひょっとしたら同じもので、
見る側の残酷さのレベルあるいは偽善のレベルが違うというだけの気がするのだな。
奥田英郎の作品は、それをわかりやすく思わせてくれるからすげぃ

そしてその物悲しさ、滑稽さを読む側に引き寄せさせる。そこがまたすげぃ



映画は映画で独自の解釈がなされているみたいですね
どう料理してくれるのか楽しみで仕方ない

でも私成宮くんの演技にがてなのだよな、忘れてた

映画「ララピポ」オフィシャル・コンピレーション・アルバム
映画「ララピポ」オフィシャル・コンピレーション・アルバム
音楽もかなり力が入っている、みたい。
とりあえずAIの歌う主題歌がきちんと
「ラッラピーポー! ラッラピーポー!!」
に聴こえて感動しているます

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