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紫式子日記

メインが耽美系アート・映画・絵画から、文房具・ライフハックに移行しています。だいぶ世俗化しました……。
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『禁色』三島由紀夫

禁色 (新潮文庫)
禁色 (新潮文庫)


これもねぇ……。
だいぶ前に読み終えたんだけど、素晴らしすぎて感想書くのもおこがましくてねぇ……。
延び延びになっていました……。



なんつったって! にほんごが!! すばらしい、美しすぎる!!
多少抵抗がある内容でもすいすい読ませて、しかも各文が印象にも残る、
三島由紀夫の日本語力って本当にすごい。再認識した。


そしてストーリーがね……。
俊輔に見出され、「見られる存在」としての自分に目覚めた悠一が、
ある出来事をきっかけに「見る存在」に生まれ変わる。
一方、悠一を道具のように使おうとしていた俊輔は、
自分がそれ以上の感情を悠一に対して抱き始めたことに気付く。

悠一の変化は、身勝手で高慢な処女が
自分のことを気にしない母性を身に着けるかのようだし、
俊輔の変化も、ひたすらに他者を憎んでいる傲慢な童貞が筆下ろしを経て、
きちんと相手をいち人格として見られるようになるかのよう。


これを「誰も幸せにならない物語」って書いてる人もいたけど、私は違うと思う。
悠一、俊輔とも、自分を生きづらく不必要な自意識が削げて、
その状態で物語を終えることができて、幸せじゃない、なんて思う。

その「幸せ」が果たされなかったのが『豊饒の海 天人五衰』の結末で、
まぁそうなると三島本人は最終的には「誰も幸せにならない」を選んだのかなー、とかね。

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『音楽』三島由紀夫

音楽 (新潮文庫 (み-3-17))
音楽 (新潮文庫 (み-3-17))


実験的な作品……なのかな……。

精神科医が、ファム・ファタル的な女性患者に
翻弄されるかされないかのスレスレのところで接しながら、
彼女の精神をアンビバレントにした根本原因を探る
サイコ・サスペンスちっくな一作。

発表当時はセンセーショナルだったのかもしれないけれど、
ちょこっと精神医学をかじっているアタマで読むと
「典型例」すぎて、物足りない。

ハッピーエンドなのも呆気なく感じる。
『潮騒』読んだときみたいな気分。
それとも私は「三島由紀夫」に先入観を抱きすぎなのか?

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『水辺のゆりかご』柳美里

水辺のゆりかご (角川文庫)
水辺のゆりかご (角川文庫)


で、まぁ立て続けに柳美里。こんどは自伝。
どこまで不幸なんだこの人って感じなんだけど、まぁ実際事実なんだろうな……。
本当に、自分をネタにして作品を書くために生まれてきたようなひと。
そういえばこの人の作品て、エッセイか自伝的作品しか読んだことねぇや。



祖父や親戚のエピソードを挙げ、
「いつかは自分のルーツを探りたい」的なことが書かれていて、
「あぁ、この頃から着想はあったのだなぁ」
と感動した。柳美里好きになったの『8月の果て』からだからね
だからあの作品は、韓国の伝統的な儀式から始められなければ
いけなかったのだなぁ、と納得も。



すっすっはっはっ
8月の果て〈上〉 (新潮文庫)
8月の果て〈上〉 (新潮文庫)

8月の果て〈下〉 (新潮文庫)
8月の果て〈下〉 (新潮文庫)

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『男』柳美里

男 (新潮文庫)
男 (新潮文庫)


『家族の標本』で勢いづいて、柳美里を立て続けに読んでいる。
ともかくこの人文章が上手い。上手い。
壮絶なはずの内容を、すらすら読めてしまう。



時たますごく納得してしまう部分があるので、柳美里ハマってしまう。

恋人どうしの役を演じた俳優と女優が実生活でも恋愛関係になってしまうのは
恋愛の演劇性を物語っている、だとかは「なるほどー」と思った。

あと「セックスはしてもキスはさせない」は私も過去に経験があるので
「あ、やっぱ私だけじゃないよね★」てな気分になった。



ていうか「なんだかモテる人」なんだろうとは思っていたけれど
ほんとうにモテてるんだな……モテるっていうか、不足しないっていうか、
「男がなんだか放っておかない女」なんだろうな。危なっかしいし。

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『怖るべき子供たち』ジャン・コクトー

怖るべき子供たち (角川文庫 (コ2-1))
怖るべき子供たち (角川文庫 (コ2-1))


「コクトー」より「コクトォ」で表記したい派。どうでもいいけど。



やっぱ「名作」には「名作たる理由」があるんだな、と恐れ入った。
そう、好きだけど腫れ物に触るように扱っちゃったり、
愛してるけどその分だけ打ちのめしたくなるっていうの、
あるんだよな……ある人には。



「こいつら最低氏ねばいいのにw」って思ってたら本当に死んじゃいましたw
その辺は古典(的)ですね。

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HN:
紫式子
HP:
性別:
女性
趣味:
ぱっと見文化的なこと
自己紹介:
なんか王道はずれてるのが好き。
テーマにまとまり無くてすみません。
残念ながらこれが私です。

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