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紫式子日記

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『Schola(スコラ) 坂本龍一 音楽の学校』 ドラムズ&ベース編(4)

NHK教育にて2010/6/19 23:45~24:15



終わっちゃいましたね……( ´・ω・)
楽しいシリーズだったので寂しい。



バッハ編からジャズ編、ドラムズ&ベース編へ、
実は後者2つはバッハ編で既に
話された内容がキーワードになっているという、
構成力の素晴らしさを見せつけられる
シリーズ編成でしたね。



今回は1970年代、コンピューターが
音楽の世界に取り入れられ、
正確なリズムを刻んでくれるように
なってからのドラムズ&ベース
(を初めとする生楽器)の
存在意義? についてのおはなし。

YMOは言うまでもなく日本での
電子音楽の先駆けみたいな人たちですからね。
コンピューターを使った無機的な音楽を
初めて耳にしたときは
「未知の世界だから興奮した」(細野晴臣氏)
そうです。

実際に使ってみると、8分音符2つを12等分し、
奏でる長さを13:11とか14:11にずらすと
沖縄民謡っぽいリズムになることがわかって
「ノリ」の数値化、分析に役立ったとか。



初期は民謡(ゆらぎのある音楽)を
デジタルカバーするなどしていたようですが、
そのうち興味は「均一なコンピュータのリズムに
生楽器の音を即興的に重ねる」
試みの方へ。

坂本龍一氏はスタジオに設置されたピアノを弾き、
「生の楽器はインターフェイスとして優れている」
とコメント。



また印象的だったのは、細野晴臣氏の
「デジタルが出てきてから、走る
 (興奮してテンポをどんどん速くしてしまう)のが楽しい」
という言葉。

坂本龍一氏はそれに
「僕ら人間は、時計のように時を刻んでいないから」
と答え、細野晴臣氏も
「一曲全部、初めから終わりまで
 正確なリズムを求めていたのはロマンだからね」
と。

コンピューターによる音楽は、
生楽器の居場所を奪った訳ではなく、
「正確なリズム(音階もかな?)」から
演奏家を解放することで、より自由な表現の追求を
許した、というような結論に至っていました。



で、美術でもそういう出来事って
あったんかなぁ、と思って
ゆうべ番組終わった後調べてた。
それは次で。

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