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紫式子日記

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ピアス考

えー、遅ればせながら、ピアス穴開けました。

実際は20日にもう「グサッ」てやってたんですが、ていうかお前ハタチだろ、まだ開けてなかったのかよ的ツッコミが自分の中にもあり、わざわざ話題にしなくてもいいやという自意識過剰さがあったのですが。



せっかく雰囲気良くなってきてた母親がピアスに気付き、「『身体八賦此を父母に負う』って言ってねー!」とかって怒鳴りだしたので、あれ、これってそんな騒ぐネタだったのかなぁと考えること暫。

という訳で書くだけ書いておきます、村崎の「ピアス考」。


何年か前、朝日新聞の社説だったと思うんだけど、「今の女の子の成人儀礼は、処女喪失でも何でもなくて、ピアシングである」みたいな文章を読んだことがあるんですよ。

それがピアス云々の意義づけ? について意識した最初かな。

でもその当時はピアスするつもりなんて全くなかったし、釈然とはしなかったけど否定する根拠も持たず、スルーしたのです。

でも自分がその「女の子」の一人になった今、また蒸し返してみようとかそういう企画です。



結論から言うと、そんな大それたことじゃないんじゃないかなぁ、というのが私の考えです。

ケータイ持つのと同じ感覚かな、と。

友だちのほとんどは高校の時すでに開いてたし……。

(私とタメ=84年度生だと、ちょうど高校入学がケータイ定着期にあたり、高校合格祝いにケータイを買ってもらう子が多かったのです。

だから私と歳が違ったら、また見方が違うかもしれない。)

中には「気合い入れようと思って開けた」って子もいるけど。

見た感じ少数派かなぁ。

彼女たちにしたって成人儀礼って訳じゃないしね。



あんまりメタファーで考えすぎると、現実を把握しそびれるというのはわかっているけれど、ケータイとピアスってのは、並列するとわかりやすい気がしてきましたね。

ケータイを持ちたがる子は、ホント理不尽に持ちたがるし、ピアスも、開けたがる子は根拠もなくひたすら開けたがる。

一方で関心を持たない子はあくまで「どうでもいい」。

だけどケータイ所持者が多数派を占める現在、持ってないとかえって不便。

ピアスも、アクセサリー売り場のほとんどでイヤリングを圧倒してるから、耳に穴開いてないとおしゃれもままならない。

そんな訳で、ケータイ不所持者はそのうちケータイを持つし、未ピアス女子もそのうち耳に穴を開ける。と。

しかもいざ持ったり開けたりすると、元はそんなに乗り気でなくて、必要に迫られて……だったタイプの子でも、なんとなく楽しくなっちゃって、いろいろお金をかけるようになる。

どうでしょう。

でもこれはなんか、私が「必要に迫られて開けた」って意識があるから生じる考えかもしれませんねぇ。

ケータイは持ってても耳に穴開いてない子はたくさんいるし。

ケータイは男女問わず持ってるけど、ピアスは(少なくとも日本では)性差あるしね!



やっぱりピアスは単独の、「自分の身体を管理する」行為として見た方がいいのかしらん。

それなら(私が体験したような)親との確執にも結び付くし、ねぇ。

親子それぞれの身体観とか、責任観とか……。

まぁ私にも「もうハタチだし、解禁だろー」的な考え方はありましたしね。

(だからこそ母親の反応にびっくりした訳ですが)



こういうまとめ方は本当は避けたいんだけど、これはもうケースバイケース、人によりけりかもね。

それより……社会的にどんな意味合いを持つか、ってのより……個人の価値観を明確化する指標として位置付けた方が良いみたい。

と、無理矢理社会的意義付けをしてみる。

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