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紫式子日記

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平野あかね&フ透明少年パフォーマンス@クリエーターズマーケット( 於なごやポートメッセ)

フ透明少年OfficialWebsite

フ透明少年さんは、名古屋を中心に活動するパフォーマンスユニット。
昨日・今日となごやポートメッセで開かれた
「クリエーターズマーケット」に招待団体として
出演なさるとのことで、観に行きました。

観客の目の前でメイク中。


平野あかねさん製作の、ビニールひもを利用したセット。
私が見たときも製作中で、どんどん拡がっていったらしいです。

最終17時からの回では、これの解体パフォーマンスもやったそうです。
さぞかし迫力だったろーなー。

予定の13時より少し早く、静かに音が
奏でられはじめて、パフォーマンス開始。

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『世界でいちばん俺が好き!』開幕ペナントレース 於下北沢OFF・OFFシアター

開幕ペナントレースWebサイト

演劇やってる友人に
波田野淳紘(劇団820製作所)ってのがいまして、
彼が客演するというので行ってきた。

波多野の演劇は割と詩的というか、
台詞で空白の空間に世界を織り上げる!
みたいな色合いが強いのですが、
開幕ペナントレースさんは真逆。


なんかね、
「マッスルミュージカルを
 7人でやってみた!!」

みたいな感じなの。

カラダ張るって、こうやるんだ……
っていうか。
明らかに負担掛かる中腰とか、空気椅子的な姿勢とかで
「お前らの肉体はここに現存する!!」
って怒鳴りつけられてる感じ。

あぁ、とりあえず暑苦しいんだ。
(注:褒めてます)


なんというか、最後に肉体は勝つ!
みたいな圧倒的な感慨を抱きましたね。

あの、なかやまきんに君からこっち、
HGとか小島よしお(OB)とか、
筋肉系芸人が絶えないじゃないですか。

それってだから、そういうことなんだと思います。

そういうことなんじゃないか
と思わされる、舞台でした。

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劇団四季『鹿鳴館』




えへへ。

いっちゃった。

いってきちゃった。

「劇団四季」、しかも三島由紀夫原作『鹿鳴館』!!



ストレートプレイ自体初めてだったのですが、イヤ大当たりな初・体・験と相成ってしまいました。



力の入れようがひとまずスゴい。

演出・浅利慶太ってところから始まって

主人公・朝子は浅利慶太の奥様である野村玲子、

浅子の夫である影山男爵役は「劇団四季」創設メンバーの日下武史!

特に久雄と一対一で話す場面以降、野村玲子の演技に

表情の輝きや台詞の熱が増していくさまは、目を見張るほど。

重鎮の異彩を放っていたのは日下武史で、

些細な点かもしれませんが「笑い方がちがう」。

堂に入った演技は、ナルホドサスガでした。

衣装は森英恵、フラワーアレンジは假屋崎省吾と、

スタッフも手抜かりありません、御前。



そしてなんたってストーリーがスゴい。

「台詞の緊張感を欠いたらただのメロドラマ」

なんて解説にはあるけれど、

三島が陥り、最後はその中で破滅を迎えた

「洋の東西」「男女の別」「公と私」

という対立要素の相克とストーリーを重ね合わせれば、

それらの輻輳がおもしろくってしょーがない。

そこに「子殺し」「親殺し」、「仮面夫婦」といった

三島個人のこだわり要素まで絡んできて、

それを考え始めたらホントもーおなかいっぱい。



脚本としても秀逸で、台詞が明快的確。

パンフレットの「あらすじ」で想像していたより

ずっと理解しやすかったです。

そして何より浅利慶太が力を入れたという

「台詞の緊張感」。

いまや本の中にしか存在しない

「雅文体」ですが、あくまでも耽美で、

あくまでも壮麗な舞台の上では、

麗しい輝きを持って私たちの耳を潤したのでした。



作品だけでなく、三島に関する論考も寄せられたパンフレットは、必見。

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