2007/09/05 Category : Movies 映画『マリー・アントワネット』 マリー・アントワネット (通常版)★公式HPなんか私の身辺だけでも賛否巻き起こってるので、いいかげん伝聞だけで批判するのもよくないよなぁと思い立ち、腹をくくって観てみました。前評判としては、「かわいい!」「だいすき!」というものと「ストーリーにメリハリがない」「歴史的側面はどこいった」「フェルゼンの扱いが微妙すぎていっそ清々しい」それから『ぴあ』だかの「利口ぶってたソフィアが 『フワフワキラキラ大好きですけど、何か?』と 開き直った作品。 アキバのコスプレの感覚でやったロココ、 と見なせばいい」というレビュー。わたくしの感想としては、 想像していたよりは悪くないなぁ、くらいの。別に好きではないし、食い入るように観たくなってもいないけど。時代考証とかはちゃんとやってると思うしさ。宮廷での生活の様子とか、もろもろ。「宮廷内で田舎者扱いされ、 贅沢ながらも孤独な王妃」ってキャラ設定も悪くないし。キルティン・ダンストの、鼻や歯並びの微妙なブスさ加減がよかったよね。「『フィガロの結婚』面白いのよ! 召使が屋敷を支配するの」とか、自分に割り当てられた名札は誰の名前かを当てるゲームで、「私はここにいる?」と訊いて「いない!」と返されるとことか、脚本も暗示と象徴に満ちてたし。(いささか、うざいくらいに)あと『ロスト・イン・トランスレーション』と並べて観ると、やっぱこの人(の映画の登場人物)って「人の目」を気にしがちだよね。そういう点では、「21世紀の映画」を撮っているのかも。なにより「ロココにロック」ってのが新しいよね。でも舞踏会で使うのはやりすぎだろ。ってか、ロックBGMにお菓子や靴が並ぶ、あそこをやりたかっただけなんじゃね? くらいの。 [0回]PR Comment0 Comment Comment Form お名前name タイトルtitle メールアドレスmail address URLurl コメントcomment パスワードpassword