2007/07/24 Category : Movies 映画『プライドと偏見』 プライドと偏見いぁー、よかった(・∀・)最初はいがみあっている男女が、いくつかの出来事をきっかけに心惹かれていく……みたいな、ラブコメとしてしごくありがちな筋なのですが、そこに18世紀イギリスの階級社会事情が混ざってきて、トタンに面白い。いちおこのタイトルは「プライドが高い男と 金持ちに偏見を持つ女」それぞれの「プライドと偏見」てイミらしいのですが、プライド高くて偏見持ってるのは、実はお互い様。という、カン違い&すれ違いも話のキモとなっています。それもラブコメの王道っちゃーそのとおりなんだけど、いかんせん「身分」とか「体面」とか「家柄」「資産」「親の見栄」etc...が関わってくるので、笑い事にできない。まぁ何を言っても、さいしょはお互い意固地で無愛想に皮肉ばかり言い合ってた二人が、土砂降りの雨に打たれてみっともなく腹の底から言い合いをするようになって、やがて男の方のぎこちない優しさが明らかになって……という畳みかけるような展開は、観ていてホントーにじんじん来る。あと、主人公の両親が5人もいる娘たちの縁組に必死になる、それは当時の社会では女性は結婚しなければ守られなかったからであって、その親の愛情、家族愛がまた、いいスパイスになっております。社会的背景もあって、露骨に愛情表現したりされたりしないのも、奥ゆかしくておよろしい。ちゃんとハッピーエンドだしね。 ただし、DVDに特典映像で付いてる「アメリカ版エンディング」は観ないほーがいいです。2時間分の感動を一気に萎えさせる下品・低俗・下劣っぷりです。悪いこと言わんけー、やめとき。 [0回]PR Comment0 Comment Comment Form お名前name タイトルtitle メールアドレスmail address URLurl コメントcomment パスワードpassword