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紫式子日記

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『花よりもなほ』


花よりもなほ 愛蔵版 (初回限定生産)
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『誰も知らない』とコレとで、是枝監督2本立て。

この監督もうちのOBらしいですね。

世の中OBだらけ。



『誰も知らない』はBGMも台詞も少なめなんだけど、こちらは調子のよいBGM、落語のような軽快な脚本が特徴。

私はこういう方が好み。

OPのタイトルが水彩画みたいに浮き上がってくる効果、そこからして好みだった。

台詞回しの時代考証とか、

「江戸時代にその単語、そーいう意味で使ってたの?」

ってところはありますが、コメディ性を活かしているということでよしとしよう。



キャスティングの妙が凄い。

これ、主役に岡田くんを持ってきたってのが、正解だと思うけど不思議。

キャラクター設定だけ挙げれば、他の若手俳優でもいい気がする。

むしろ、

「そこで岡田くん!?」

とすら思う。

けれど、実際話を観ると、宗左の弱さ・優しさ・(武士のものではない、男としての)強さに、岡田くんはピッタリはまっている。

うぅん、不思議。

宮沢りえのおさえはザ・はまり役! って感じでしたね。

着物の子連れ未亡人だなんて。

この他、脇役もゴーカ。

特に『誰も知らない』と並べて観ると、キム兄&寺島進の厚みが冴えます。

最近寺島進好き。なんでだろ



そして、話がいい。

とんちの利いた人情もの・ラブコメ込みといったところで、まぁ『お江戸でござる』って言ったらアレだけど。

本筋である宗左のストーリーは胸温まって腑に落ちるものだし、おさえの亡夫のエピソードも、彼女自身ではなく息子の進之助を通してわかっていく分、痛ましい。

うん、コメディタッチだけど、いい話ですよ。



宗左の出身が私の地元だったのがちょっとうれしい。

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