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紫式子日記

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『ソドムの市』


パゾリーニ・コレクション ソドムの市 (オリジナル全長版)
パゾリーニ・コレクション ソドムの市 (オリジナル全長版)


『バーバレラ』のバカは

  (・д・)

ってなるしかないバカだったけど、

こっちのバカは思わず考えこんじゃうバカ。

正常な神経の登場人物もいるしね。



ファシズム政権下の北イタリア、

政府の高官たちが権力にものを言わせ

若く美しい少年少女たちを集め、

凌辱と残虐の限りを尽くす。




高官たちが交わす

「何事も極限に美が存在する」

って冒頭の会話は、同時に製作側の

「極限までヤりますよ」

っていう宣言にも聞こえる。



て、カクゴはしてたんだけど、

想像を絶してアレだった(-д-||)

無修正だし……。

30分前フリ、30分変態地獄、30分スカトロ地獄、30分拷問地獄

みたいなタイムテーブル。

スカトロが厳しかった……。



ナチ批判映画だったらしいが、

んで実際そーいう気持ちもあるんだろーが、

なんてーか、やりたかっただけじゃなかろうか……。

パゾリーニ監督自身、男好きで、この映画の完成直後

男の子にちょっかい出して返り討ちにあって、

はからずも「遺作」になっちゃったなんてエピソードまでついて……。




ただ、高官側でBGM係だったご婦人が身投げするのは全く予想外だった。

エンディング、高官づきの衛兵が楽しむのは拷問シーンでなく、

「恋人について会話しながらのダンス」ってのも、ショックだった。

散々悪徳をやらかしたこの映画の終わりが、こんな平和的なシーンなのか……と。



あとなんかアレだな。

特に根拠はないんだけど、

残虐行為を繰り返す高官たちは、

「自分たちが殺されたがってる」

ように見えたな。なんだか。

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