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紫式子日記

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『インプリント 〜ぼっけぇ、きょうてぇ〜』


オフィシャルサイト:『インプリント〜ぼっけえ、きょうてえ〜』

あの岩井志麻子姐さんの代表作『ぼっけぇ、きょうてぇ』を『着信アリ』の監督が映画化!!

いや、実は原作読んでなかったんですけどね……。

これ面白いのが、日本の話を日本のスタッフが映画化しているのに、アメリカで上映することを前提にして全編英語で撮ってあるんです。

そして、英語だと原作の持ち味である岡山訛りが出せないため、敢えてニホンゴ訛りの英語にしてあるのです。

そういう試みを見てみるのも面白いなぁ、と、比較的軽いノリで行ったのですが……



めちゃめちゃヤバかった。。。



ホラーっていう分類なんですけれど、どっちかっていうと亡霊の描写とかより、グロ系の描写のがキツい。

スタート15分で拷問シーンが来るんですよ。

流血系の拷問。

それが、ヤバい。痛ヤバい。

岩井志麻子はここで、嬉しそうにニヤニヤしながら拷問をする役どころを演じてるんですけれどね……。

あと「間引き」がエピソードの中に登場するんですけれど、間引かれた嬰児とかも再現されて、モロ! スクリーンに映される。

「おぇっ」てなりますよ、まじ……。



ただ、ストーリーの本筋はそこにはなくて、むしろ生きている人間・人間社会の怖さが主題。のハズ。

間引きと狼藉された経験について、工藤夕貴演じる女郎が語る

「あそこ(膣)は地獄の入り口じゃ……」

というセリフや、最後に明かされる、主人公・クリストファーもが犯していた非人間的な行為。

ホント、映像もストーリーも、正視できません。

で、映画館出た後に主題を反芻して気分悪くなって、また

「おぇっ」

てなる。

イ、インプリントってそういうイミだったんすか!?;(たぶん違う)

でも、そういう話こそ考える価値や必要があるというか……。

「生きているだけで地獄」

という世界が、あながちフィクションではないことも考えれば。



あと、映像は上手かったですね。

グロいのも含めて。

赤メインの色遣いとか、幻想的だった。

衣装やキャラクターデザインも、和ゴスっていうか……「いつか、どこかのニホン」て感じが出ていて。



納涼したいアナタにも、マラ節志麻子節をヴィジュアルで堪能したいアナタにも。





ぼっけえ、きょうてえ
ぼっけえ、きょうてえ

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