2007/05/06 Category : Movies 『イカとクジラ』 イカとクジラ「アメリカの家族」モノつながりで、『リトル・ミス……』と二本立て@早稲田松竹。離婚しちゃう夫婦と、2人の息子の物語。で、登場人物の、誰の味方もしてない映画。みんな「そこに残る現実(好ましいものもそうでないものも)」を受け入れていかなきゃいけないーんよ、みたいなのがメッセージだと思った。でも、それがゲンジツなのよね、実際。平気そうなカオをしながら、それぞれ「社会不適合」的な行動を起こす2人の息子が、微笑ましいけど切ない。でもそこで「離婚は子供にとって害悪だ!」なんて「正論」を振りかざすワケじゃなくて、父と母、父と自分、母と自分の関係を見直そうとしはじめるお兄ちゃんの姿で、映画は終わる。コミカルな脚本、せつない心理描写、もろもろ含めて「秀作」だと思います。ただ「放任系」のエンディングで、「おれはあーいうの気に入らないねぇ」と言ってたおじさまも中にはいたので、参考までに。 [0回]PR Comment0 Comment Comment Form お名前name タイトルtitle メールアドレスmail address URLurl コメントcomment パスワードpassword