2007/09/28 Category : Comics 『ヴィンランド・サガ』幸村誠 ヴィンランド・サガ 5 (5) (アフタヌーンKC)『プラネテス』の人によるヴァイキングまんが。しっかしこの先生は根性の要る作品ばっか描くね……。設定資料とか、哲学性とか、何につけても。「神話」ではないヴァイキング……といったところかちら。「たっのしいたっのしい海賊ライフ♪」ってんじゃなくて、当時のヨーロッパ情勢を織り交ぜながら厳しい環境で生きていかねばならないヴァイキングたちの苦痛・苦闘・苦悩を描いてます。主人公からして、いきなり父親を殺した海賊の長に復讐するため、正々堂々とした「勝負」の機会を与えてもらいに一緒に行動してる……とかそういう。幼少期の無邪気な表情と、父親を殺されてからの冷たい表情の描き分けが切ないです。あと、故郷・グリーンランドに残されてる母ちゃん・姉ちゃんのサイドストーリーがまた泣かせる。世界史で抜け落ち(落とされ)がちなパートですが、これで勉強できます。キリスト教がちょっとずつ浸透してる様子も再現されてます。 既刊 [0回]PR Comment0 Comment Comment Form お名前name タイトルtitle メールアドレスmail address URLurl コメントcomment パスワードpassword