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紫式子日記

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『バキ特別編SAGA』板垣恵介



内容は★「刃牙はじめてのセックス」です。

以下、読んだ友人と読ませた私とのメール。


「梢江にはなんとなくバレー部であってほしい。肩幅的な意味で。
 でも部までは板垣考えてないだろうね」


「ていうか梢江のこと自体、たいして考えてないと思う。
 バキが闘うことを散々いやがるあたり、

  男の夢を理解しない女
   ||
  障害物
   ||
  しかし、だからこそそれに屈しない男の生き様が際立つ!!

 ……っていう役割なんだと思う。
 『最強の夢』に対するかませ犬っていうか」


「地上最強への障害物か。すげぃわかりやすいよ、その読み方!!
 そうだよね……青春群像じゃないもんね……(´・ω・`)」


「上野千鶴子が『風と木の詩』に関して言っていたんだが、
 BLにおいて女子=障害物なんだよ。
 バキは格闘モノだけど『闘う相手と特別な絆が~』とか、
 かなりウホッwな『男の世界』じゃんか。
 実際ホモ(=単一)セクシャル(=性別)の世界だし」


「対戦相手と絆が生まれるエピソードは多いと、あらすじにあったね。
 男児のせかいな訳か
 
 板垣さんは北海道で自衛隊空軍にいたという経歴の持ち主」


「その経歴、すげぃ納得!!」



三日三晩ヤリおわった後、取ってつけたように舞い込んだ決闘で、梢江が

「私もやるッ」
と叫ぶのは、バキが梢江の色香に惑わされることなく
逆に梢江を「男の世界」に引きずり込むのに成功した
という読み方を、個人的にはしています。

男にとってあまりにも都合のいいこの結末は、
レイプ神話にも通じるものがあると思います。

セックス・格闘シーンの斬新さに比べ、
「心配してるんだぞッ この野郎★」
と言って胸元をツンしたり、ひざまくらしてくれたり、
あまりにも古典的な「少女」像が共存してる辺りにも
  理想の「雌」>>>>>>>>>現実の(男の夢を理解しない)女
っていう公式が根付いていて、いっそほほえましいですね。



あ、爆笑はさせてもらいましたよ?



ちなみに私が『バキ』を知ったのは、
なんか「暴力と性」みたいなテーマのサブカル系コラムの挿絵でした。

「梢江、お前がくれた愛の形を――!!」みたいなキャプションが付いていて、
バキが梢江とヤッたのと同じ体位で、敵に技をかけているコマですた。

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