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紫式子日記

メインが耽美系アート・映画・絵画から、文房具・ライフハックに移行しています。だいぶ世俗化しました……。
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『少女地獄』夢野久作

少女地獄 (角川文庫)
少女地獄 (角川文庫)


『ドグラ・マグラ』は短編小説的な各部が折り重なってひとつの物語を作り上げていて、
その物語どうしの絡まりあいみたいなので巻き込まれるように引き込まれるという作品だったんですよ。

というのを、これと読みくらべて、思った。



「少女地獄」の、手紙の文面という設定の文章は結構好き。

夢野久作がドグラマグラ的手法を使うと面白いのは、
たぶんこの人が描こうとしている「イッちゃった」人間の心理が、
いろんな人のいろんな見方・考え方≒「ことば」で構成されてるからなんでしょう。

↑これって今でこそ言い古された、流布した考え方だけど、
夢野久作が生きてたのって100年前の日本なんだぜ? 凄くね??



あと何だか『少女地獄』に収録されていた作品は
「童貞的」な女性観をものすごく感じるよね。

「童貞」ってアレね、カラダがってだけじゃなくて、
精神的・形而上的な意味合いにおいてね。
そのものずばりなタイトルの作品も収録されてたけど(笑)。

すごくプロトタイプの女性像を感じた。
女性像っていうかファム・ファタル像だな。
かたや、無邪気・無意識的に残酷で無慈悲な「処女(少女)」。
かたや、意識的に「女」の魅力で男を破滅に導く「妖婦」。

そういう夢野久作自身の「視線」みたいなものも想像すると、
ちょろっと面白く感じられる。

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ドグラ・マグラ (上) (角川文庫) ドグラ・マグラ (下) (角川文庫)

↓コレってどうなんでしょう。
ドグラ・マグラ
ドグラ・マグラ
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Comment

お久です
『ドグラ・マグラ』は中学時代「すげー本」という評判を聞いて、本屋に探しにいったらこの表紙で(笑) 結局買えませんでした。シャイな少年だったんです

入り組みまくって込み入りまくってる『ドグラ・マグラ』と比べると、『少女地獄』は少なくともストーリーはわかりやすいですね。わかりにくいのはなんでこの三篇をまとめてひとつの作品としてるのか、ということくらい

女性に過大な幻想を託してしまう作家さんってけっこういますけど、Q作先生の場合はどうでしょう? 「童貞的」なところも確かにある一方、「ナンでもない」の逞しい~ヒロインなんかかなりリアルに感じられました

>コレってどうなんでしょう

微妙でした(笑)
まあまあがんばったダイジェスト版?みたいな感じ

夢野作品では他には『瓶詰の地獄』『爆弾太平記』が好きですね
>SGA屋伍一さん
  • 紫式子
  • 2008-06-30 01:21
  • edit
ごぶさたしています。
私は米倉斉加年の絵が好き⇒購入 という順番だったりします。

私にとってのドグマグの魅力は、あの複雑混沌っぷりだったことを思うと、どうも喰い足りない本でした。
だから「なぜかこの3篇がセット売り」であることが逆に楽しかったりします。
確かにこの本の中では女性像がリアルかもしれませんね。
「夢を見ている一方で、実は絶望している女」と「幻滅しながら幻想を抱きつづける男」の性差がよく表れている気がします。

映画感想もありがとうございます。
他の作品も順番に読んでいこうと思います。
無題
  • joelhada
  • 2008-07-01 00:28
  • edit
アニメの地獄少女は好きです(笑)
>joelhadaさん
  • 紫式子
  • 2008-07-01 21:08
  • edit
上でコメントいただいてるSGA屋さんがTB記事で
「それとは違います」
と先回りして書かれています(笑)。

でもマジレスすると、こういう夢野久作みたいな
アングラ文化がダークな方向性を志向し、
今ある「重い二次元」の土壌を作ったんだと
思っております。

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うつし世は夢野久作③ 『少女地獄』
  • うつし世は夢野久作③ 『少女地獄』
  • URL
  • 2008/06/28(Sat) 08:16
2007年最後に紹介する小説のタイトルが『少女地獄』ってなんかアレだなあ。ま、い
童貞
  • 童貞
  • URL
  • 2008/06/28(Sat) 23:21
仕事柄・時節柄トレンドな「童貞」について調べていたら、このやうなことがWEBで書き散らされておりました 「童貞の特徴」 大抵、表面的にはいい人を気取っている割に、実は、面倒なことやリスクから逃げて、自分が必死になりたくないだけで、自分の限界や実力が露呈することを恐れて、自分を取り繕うことだけを考えている。 自分から女に話しかけたり誘いをかけるわけでもなく、待っているだけの態度で、同性にすら、自分が仏頂面をしていても優しく扱われることを一人で期待していて、グループ行動ができず、かといって一人でも、...

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