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紫式子日記

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同学ということば


コメントへのレスに使ったので、しばし説明をば。

「同学 どうがく」ってニホンゴにもあるけど、これは「同じ学問を学ぶ」或いは「同じ場所・同じ先生の下で学ぶ」って意味らしいっす。

そしてこれは中国語でもそういう意味があるらしいっす。

だけど、今回私が使ったのは、中国語の敬称である「同学 tong xue」です。




「同学」っていうのは、相手が学生のときに使う敬称です。

教師が学生を呼ぶときにも使えるし、学生同士が互いを呼び合うときも使えます。

ですが、日本語にはこれに対応する、学生用の特別な敬称がないんですよね。

教師が学生を呼ぶときは「〜くん」「〜さん」(或いは呼び捨て)ですし、学生同士も同じ。

学生が年上の学生を呼ぶときは特に「〜先輩」を付けなきゃいけないコミュニティもある。



ちゃんと調べた訳じゃないんでわからないんですが、恐らく社会主義思想化で使われるようになった敬称だと思います。

でも私、この敬称けっこう好きなんですよね。

先輩・後輩関係なく「共に学ぶ」ってところが。

KO大学なんかは教員に対しても「くん」付けですから、あそこでの会話を中国語訳すると教員まで含めて「同学」です。

なんかこー、妙に謙虚な気分になりませんか。



あと、中国語には「教学相長 jiao xue xiang chang」って熟語もあるそうです。

教師と学生は互いを高めあうものだってことですね。

塾バイトやってるのでホント日々実感です。

ハナシはややズレるけど、一番学習効果が高い学習方法って、他人に教えることだしね。



学問の道を歩んでいる点は皆同じ、てな連帯感と謙遜さが湧いてくる中国語のお話、でした。

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