忍者ブログ

紫式子日記

Home > ブログ > > [PR] Home > ブログ > TV > 「プロフェッショナル 仕事の流儀」 ~気負わず、おごらず、立ち止まらず~ 映画監督・堤幸彦

「プロフェッショナル 仕事の流儀」 ~気負わず、おごらず、立ち止まらず~ 映画監督・堤幸彦

NHK 番組ページ

5月13日放送内容


とうとう来ましたね、堤幸彦!!

『ケイゾク』の頃から好きでした。
映画版『20世紀少年』の監督もしてますけど、
「堤幸彦なら大丈夫だろー」
って安心できますね。
私にとってはすごく特別な映像作家さん。
だから『スシ王子』も実は結構見所あるんじゃないかと踏んでます。笑

私の中ではこの人、『金田一』とか『ケイゾク』
『TRICK』ってTVドラマのイメージなんですけど、
いつのまにか肩書きが「映画監督」になってたんですね。
うん、『明日の記憶』はいい映画ですよね。





映画『まぼろしの邪馬台国』の撮影現場に密着。
朝は、俳優より2時間早く現場に入る。
朝食を済ませたら、必ず一人で撮影セットの中を歩き回る。
脚本を見ながら、俳優の動き・アングルを決める。
自分で俳優と同じ動きをする。

そこにあるのは、あくまで謙虚に、
ぎりぎりまで最良のものを追求する姿勢。




多くの監督は、現場を直接観ながら指示を出すけど、
堤幸彦は屋内でディスプレイを確認しながら監督する。

曰く、
「現場で見ると感動してしまい、
 どれも素晴らしく見えてしまうから。
 お客さんが見るのはスクリーンだから、
 自分も徹底的に客観的でありたい」


編集も、ディスプレイを見ながら、その場で。
翌日、出演者たちに見せることで、演出意図をより深く共有できる。

熱意もあるけど、冷静さを忘れない。
むしろ、感動で熱暴走しそうな
自分を抑えるための意識的な「冷静さ」。
そんなストイック? な印象を受けました。



映画作り、もの作りに正解なんてない。無数の撮り方がある。

他の監督の映画を観て
「上手いなー、なんでこんなに撮れるんだろう
 って思いますよ」

と言って浮かべる、焦りの表情。

本格的に映画を撮りだしたのは10年前。
43歳と、遅咲きの「映画監督」。

「60歳までとして……賞味期限あと8年!?」
「早くこれは俺の代表作だ、というのを見つけないといけない、
 というか作らないといけないですね」
「子供もお年よりも、誰もが楽しめるものを
 撮らないと、ちょっと、死ねないなーって。」


すごく謙虚で、だからこそ「必死」、というか。
立ち止まれないんだな、というのを感じました。



スタジオでのトークは快活、ユーモラス。
それでも垣間見える自己制御、ちょっとネガティブな表情。

「映画の役割は『楽しめる別世界』」
「人が生きていくのは簡単なことではない。
 せめて自分の作品を見るときくらい楽しんでほしい」


そうそう、この人の作品って明るいんだけど、
「闇」もすごく濃いんだよね……。
だから面白い。

実はもっとチャラチャラした人かと思ってたんですが(笑)、
なんだか、作品を見る目が変わりました。



拍手[0回]

PR

Comment0 Comment

Comment Form

  • お名前name
  • タイトルtitle
  • メールアドレスmail address
  • URLurl
  • コメントcomment
  • パスワードpassword

PAGE TOP