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紫式子日記

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恩師と会って参りました。

何せ地方出身者なのでね、恩師に会いたくてもそうしょっちゅう会えるものではないのですよ。

今回は恩師のひとりが上京してきて、夕飯もご一緒できる暇があるとのことだったのでね。



この「恩師」、国語の先生なんだけどさ。

村崎に「国語教育の意義」「ものを考えるということ」から「女であるということ」「エロスの何たるか」まで教えてくれた、グレートな美女なのですよ。
ほんっとアタマの切れる人だよ。

質問に的確に答えて、言いたいことを的確に表現する。

「的確さ」を大事にするから、会話してて気持ちいい。

読書家で知識も豊富だしね。

授業まじわかりやすいんだよー。

中学の国語がつまんなくてさ、「国語の時間って何のためにあるの?」とかねぶたいこと言って高校入ったんだけど、彼女の授業で開眼したね。

その上美意識も高くてオシャレ! 浮ついた感じがしない華やかさがあるんですよ。

まじ尊敬です。



そ、で、いろいろしゃべってきました。

高校の話はもちろん、近況とかね。



いちばん気にしてくれたのが私の進路。

「出版行くならきちんと調べなさい、大手の人はミーハーだよ」とかw

就職の前に、「社会学どの分野やるの?」とか。

(2年次はまだ専門に分かれていないのです、うちの学部の社会学。)

これは結論の出るものではないから、話してどうなった、というのではないのだけれど、ね。



「らしい」話題としては、「男は保守的になりがち」とか。

なんかね、上司の提案に、腹の底では疑問を抱いてるのに「そうですね、そうします」って答えてしまう男の先生を見ていて思ったんだって。

「まぁ男は既存のシステムに守られてますからねー」つって、2人でうなずいてさ。

「今までこうしてきたんだから、こうする」という訳のわからないbecauseを指摘しやすいのは女の方だろうという話です。



あと私の中でもアツいトピックだった「価値の一様化」。

仕事選びの話からそっちに行ったんだったな、そういや。

「世間がよしとしている仕事」にみんな集まる、っていう。

マスコミにしたって、人気ランキングは ?TV ?新聞 ?出版 で、3つ全部に内定取れたらTVを選ぶんじゃない? みたいなね。

その職業のこと、他の職業のことを特に知らないのに、「みんながすごいと思ってるから」その職業を志望職業と言ってしまう、考えのなさ。

そうそう、考えないから世間の基準に従うことになって、世間の基準に従ってりゃ何も考えなくて済むから、どんどんものを考えないようになっていく。

この、社会が目指すところを失って混沌とし、今こそひとりひとりがものを考えるべき時代にだ。



はー、何にせよ久しぶりに「アタマのある」女性と話したなー、って感じですね。

ほとんどの女の子って世間一般のオシャレ追っかけるのに忙しくて、私の気になるようなこと考えてくれてないんだもん。

あ、今日も帰りにブックオフ寄って(来店率高ぇー)、生協でみかけて気になってた『ファッション中毒』見つけたので買ってきました。

「スタイルに溺れ、ブランドに操られるあなた」。

怖ぇー! 読みてぇ――!! 半額!? → 購入。みたいな。

さぁ、果たして読んでいる暇はあるのでしょうか……。



バタイユ『エロティシズム』

ニーチェ『善悪の彼岸』

上野千鶴子『構造主義の冒険』

紫式部『紫式部日記』

嶽本野ばら『下妻物語』

以上挫折中。手を付けていない(付ける気のない)本ならまだまだある。

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