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紫式子日記

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いつもに増して「雑」記


昨日はブログ書きサボりました〜。

100%意図的にじゃなくてね。

書こうかなぁ、ネタねぇなぁ、とか思ってたら日付け変わってたとか、そういうレベルです。

どっちかってと夜のお仕事なんで(東京の高校生は大変だねぇ!)



ま、いずれにせよなぁんとなく不調ってのはあって。

『金閣寺』のせいだよたぶん!

なんか読後感=虚無感っていうか、私の中から大事だった何かが失われた(恐らく村上春樹言うところの「損なわれた」)気がしたもん。

ちくしょう三島、やっぱ強いぜ。



さて、以下、最近気にしてたりしてなかったり、熟考してるようでしていない、そのくせ頭から離れないトピックス、などなど。




● 源氏物語

湿っぽくってそんなに好きじゃなかったんだけど、日文の授業の小テストで出されることになって、「えさらぬもの」とて講読すれば、「ゆかし、おもしろし」とてハマりぬなり。

範囲は「若菜下」なんですけど、ここは紫の上が積年の嫉妬・苦しみ・恨みつらみを、オブラートにくるみつつも源氏に吐き捨てるシーンなんですよ。

しかも、それを聞かされる源氏はと言えば、「私はあなたが幸せになるように、幸せになるようにと育ててきたんだから、あなたは幸せ一色に違いない」みたいに思っている無神経っぷり。

この二人の意識の相違・幸福観の違いみたいなものが如実に露骨に窺い知れて、ドロドロです。たまりません。

仕舞いにゃ紫の上、「不幸こそ私の人生、命の支え」みたいなこと言っちゃいます。

ひでぇよ。世にときめきたもう光源氏も、これには茫然自失だよ。



しっかし、平安の世で、もうこういうこと考えて書けていた紫式部ってすごいなぁ。

化け物だよ。



● 心のノート

道徳教育論の授業で、導入の「道徳の何たるか」みたいなパートが終わり、本格的にこいつに取り組むようになりました。

で、今日現物見てきたんですが、んー、なんかいけすかない。

押し付けがましい・わざとらしい。

あと何だろ。偽善的!?



文科省も、気合入れたのはわかるんですが、あーんま効果ないんじゃないかなぁ。

むしろ小中学生の「道徳嫌い」「道徳軽視」を促すんじゃないかなぁ。

「人道」とかそういう意味の、日常生活で大事になる「道徳」と、学校でやる「道徳」って違うじゃないっすか。

一緒のものにしようと頑張ってるけど、わざわざ学校の授業の中でやらなきゃいけないって時点で、後者は前者から乖離してるじゃないっすか。

その乖離をね、助長する気がするの。

後者を前者から決定的に隔てているのは、たぶん採点・評価があるか否かなんだけど、「心のノート」はその部分を改善していなくて、相変わらず「模範解答」っていうか、「望まれている答え」が用意されてる。



あと、憂慮しなきゃいけない点は、愛国教育・国民教育に、がっつりページが割かれていること。

これ、中国系・韓国系の子がいる学校でも使うんだよね?

無神経だよ。

それに、今更ナショナリズムって。

全世界的に回帰しつつあるけれど、日本も含めて、まだ懲りてないのかね?



あと、恋愛についてのページで、「異性を」「異性を」言ってるのもどーなの。

とか思う。



● オンラインコミュニケーションを如何せん

日本においてブログが、ほとんどの場合日記ツールとして扱われている理由とか。

mixiの繁栄とか。

コメントによる嫌がらせとか。

たぶんどれも根っこは同じなんだろうとは思うけど、そういうところを気にしだしています。

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