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紫式子日記

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『明日また電話するよ』山本直樹



こ れ は す ご い

イースト・プレスやりおったァッッ!! って感じ。



内容紹介
夢幻と感傷──著者自身が認める、ベスト・ワークス。
この十余年に描かれた膨大な作品群から、
最も重要と思われる短篇を作者自らセレクト。
書き下ろしの解題では、創作の秘密や
自身のルーツがはじめて明かされる。
山本直樹の精髄が凝縮された、異彩の書


↑はたぶん、
ウソや誇大広告じゃない。

えろくて、せつなくて、どこかイッちゃってる……
そんな「山本直樹エッセンス」濃度高めの作品ばかり、11篇。

「珍しく美少年を描いたのでウケた」という
『肉彦くんとせんせい』が読めたのは嬉しかった。
山本直樹作品の真髄は、ブ男にあるとも思うけどね。



そして作品のセレクト以上にスゴいのが、
作品ごとに付けられた「作者による解説」と
巻末の「山本直樹の歴代ハマリモノ集成」。

この人も教員夫婦の子供かよ!! とか
(※教員は激務で出会いの場が職場しかないため、職場結婚がやたら多い。
 そのため、世の中には教員夫婦の子供というのがけっこういる。
 彼らは総じて2つのタイプに分けられ、純真に両親の道を継ぐ、
 面白みのない人生を送る[ただし目はイッちゃっている]タイプか、
 抑圧による反動で人間的にはダメ人間、趣味も人道的にアレだったりする
 友人として非常に面白いタイプか、である。
 山本直樹は間違いなく後者。
 ちなみに私の身の回りにいるのもほとんど後者。
 類友? 何それおいしいの?)

この人もうちのOBかよ!! とか
(あー、でもだから学生運動とかそっちに関心が向いたのか。。。
 ちなみに学部学科・干支・誕生日が同じ作家って綿矢りさだよね。)


小学生のときクリスチャンになって、
中学入学前後もオナニー後、懺悔の祈りをしてた
ってのは納得のエピソードだなぁ。

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