忍者ブログ

紫式子日記

Home > ブログ > > [PR] Home > ブログ > Books > 『鏡のなかの鏡』ミヒャエル・エンデ

『鏡のなかの鏡』ミヒャエル・エンデ



『はてしない物語』『モモ』しか知られていない
ミヒャエル・エンデだけれども、こんなのも書いていたんですね。

なーんか、
ふつーのシュルレアリスム詩人になっちゃったんだなー、
ってかんじ。



『はてしない物語』『モモ』に欠けていた
「時代性」を意識した
……ってことらしくて、
たしかに20世紀的な虚無感、(絶望というより)無望感がある。

けれど、『はてしない物語』『モモ』は「時代性」を欠いていた、
というか、それに縛られていなかったから
あれだけ受け入れられたのだと思うし、
いつ誰が読んでも胸を打たれる物語になりえたんだと思うんだな。



単純にシュルレアリスム作品として見るなら、
過不足なく「教科書的な」作品なのだろうけれど、
べつにエンデじゃなくてもいいよなーってところ。
シュールは20世紀前半でやりつくされたじゃない!!


はてしない物語 (上) (岩波少年文庫 (501)) はてしない物語 (下) (岩波少年文庫 (502)) モモ (岩波少年文庫(127))

拍手[0回]

PR

Comment0 Comment

Comment Form

  • お名前name
  • タイトルtitle
  • メールアドレスmail address
  • URLurl
  • コメントcomment
  • パスワードpassword

PAGE TOP