2008/03/02 Category : Books 『親指Pの修業時代 上』松浦 理英子 親指Pの修業時代 上 (河出文庫)高校時代の恩師オススメ本、のうちの1冊だった。右足の親指が男性器に変わってしまうという物語。見掛けても何となく食指が動かなくて、今まで読まずじまいだったんだけど、ブックオフで100円だったので、試しに。ナルホド面白いです。男性器が出来たことで、主人公や周囲の人間の性に対する見方が浮き彫りになっていく過程が面白い。もっと言っちゃうと、最初の彼氏が彼女の親指に示す態度と、それを見て主人公が抱く「違和感」がいい。「フラワー・ショー」あたりになると、なんだかおとぎ話的というか、ぶっとびすぎてて感覚のリアルさが失われる。結末気になるので「下」も読むつもりですけども。 親指Pの修業時代 下 (河出文庫) [0回]PR Comment0 Comment Comment Form お名前name タイトルtitle メールアドレスmail address URLurl コメントcomment パスワードpassword