2007/12/12 Category : Books 『サウスバウンド』奥田英郎 父は、元過激派だ。母も、元過激派だ。作品への気合はコピーの気合で大体わかる。映画の感想はこちら。原作→映画の順で観た人が「原作の方が面白かった」と言っていて、映画も十分楽しめた私はじゃあ原作は如何ほどか、と期待して読んでみた次第。いや、期待のはるか上!二郎が心ならずも「活動」に加わってしまう、その出来事の重さ。だってこの子小6でしょ!?繰り返される「大人は子供の世界では無力、 子供も大人の世界では無力」という言葉もそこには絡んでくるんだろうけど……。奥田英郎、手加減ねぇなぁ。あと個人的にグッと来たのが、ベニーさんがユダヤ人だったというエピソード。政治的にデリケートだし私は彼らについてほとんど何も知らないので、何とも言えないんだけれど、彼らの「苦労性」にはそっと寄り添いたくなります。 ユダヤ人の苦労性に絡んで、こちら↓。「初音ミクにイスラエル国歌 『Hatikva』を歌わせてみた」こういう切ない系の旋律はミクに合うなぁユダヤ語って日本語と母音似てるから日本語VOC@LOIDでもチャチくないね。 [0回]PR Comment0 Comment Comment Form お名前name タイトルtitle メールアドレスmail address URLurl コメントcomment パスワードpassword