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紫式子日記

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『サウスバウンド』奥田英郎

サウスバウンド 上 (角川文庫 お 56-1) サウスバウンド 下 (角川文庫 お 56-2)


父は、元過激派だ。
母も、元過激派だ。

作品への気合はコピーの気合で大体わかる。

映画の感想はこちら

原作→映画の順で観た人が
「原作の方が面白かった」
と言っていて、
映画も十分楽しめた私は
じゃあ原作は如何ほどか、
と期待して読んでみた次第。

いや、期待のはるか上!

二郎が心ならずも「活動」に
加わってしまう、その出来事の重さ。
だってこの子小6でしょ!?

繰り返される
「大人は子供の世界では無力、
 子供も大人の世界では無力」

という言葉もそこには
絡んでくるんだろうけど……。
奥田英郎、手加減ねぇなぁ。

あと個人的にグッと来たのが、
ベニーさんがユダヤ人だった
というエピソード。
政治的にデリケートだし
私は彼らについてほとんど
何も知らないので、
何とも言えないんだけれど、
彼らの「苦労性」には
そっと寄り添いたくなります。
ユダヤ人の苦労性に絡んで、こちら↓。
「初音ミクにイスラエル国歌
 『Hatikva』を歌わせてみた」




こういう切ない系の旋律はミクに合うなぁ
ユダヤ語って日本語と母音似てるから
日本語VOC@LOIDでもチャチくないね。

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