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紫式子日記

メインが耽美系アート・映画・絵画から、文房具・ライフハックに移行しています。だいぶ世俗化しました……。
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『こんなにも恋はせつない』唯川恵選


こんなにも恋はせつない
こんなにも恋はせつない




実はそんなに活字に耐性のある人間ではないので、短篇集の類は非常にありがたい。

特にアンソロジーは、1冊分の価格で何人もの作家の作品が読めるので、得した気分になる。



このアンソロジーはまず、執筆陣がすごい。

江國香織、田辺聖子、林 真理子、山田詠美、唯川 恵 等々、当代の女流ビッグネームが並ぶ。



加えて、内容がすごい。

いずれの作品も、壮絶なギリギリの恋愛感情を描いている。

少女が、相手の青年にとって「忘れられない子」になるためにとった行動を書き留めた、江國香織『焼却炉』

自分のためなら「何でも」する青年に、戸惑いつつも揺さぶられていく女性の心を緻密に追った、小池真理子『倒錯の庭』



全てが張り詰めたように危うく、狂おしい。

しかし、須らく恋愛感情にはこういう側面があるのではないか、とも思わされる。

思い詰める感情、という側面。

選者の唯川恵自身も、後書き(むしろエッセイ)『恋愛――この割に合わないこと』の中で

「まるで恋愛に柔らかく首を絞められるように、恍惚と恐怖に揺れる女性たちが登場するということで、心惹かれた作品ばかりを集めさせていただいた。」

と述べている。

「人魚姫」に端を発した、唯川氏独自の恋愛観も語られている。

この後書きだけでも必見である。



阿部定やサロメに共感してしまう女子の皆さまには、特にオススメ。

男子の皆さまは、怖いもの見たさでドウゾ。




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【目次】

焼却炉(江国香織)


物語が、始まる(川上弘美)


倒錯の庭(小池真理子)


ドン・ジョバンニ(高樹のぶ子)


おそすぎますか?(田辺聖子)


グレーの選択(藤堂志津子)


花を枯らす(林真理子)


アンフィニ(森瑤子)


天国の右の手(山田詠美)


月光の果て(唯川恵)

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なんか王道はずれてるのが好き。
テーマにまとまり無くてすみません。
残念ながらこれが私です。

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