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紫式子日記

メインが耽美系アート・映画・絵画から、文房具・ライフハックに移行しています。だいぶ世俗化しました……。
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『うつくしい子ども』石田衣良


うつくしい子ども
うつくしい子ども



石田衣良は恋愛小説から入ったわたくし、

「あれー、石田衣良ってこういうの書くんだー」

という印象。



読みやすい文体は確かに彼のものですね。

正味2〜3時間で一気に読めました。

ただ、オリジナリティをあまり感じないというか。

「夜の王子」を殺さねばいけないと思い詰めている場面は、田口ランディ『アンテナ』で主人公が妹を殺さねばいけないと考えているところとダブるし、比喩の使い方は村上春樹っぽい。

上手いこと言うとは思いましたけれどね。

やるせなさの描写で、

「それがどんな気持ちだったか、想像してほしい。

 それを百倍にするとぼくの気持ちだ。」


とか、

「みんな、なにもない振りをするのが、とても上手なんだ。」

とか。



あとは何と言っても、この人ならではの視線のナナメっぷりだなー。

シビれますね!!

そもそもが《少年犯罪の犯人の家族》という、ほとんど誰も触れない《第二の被害者》を主人公にしているし、マスコミ側からの視線も交差する。

加えて「少年犯罪」自体への目線ね。

そのテの犯罪が起こるたび家庭環境のせいだの、地域社会のせいだのという言説が流れるけれど、それをさりげなく、だけど的確に批判する。

まさに主人公がしているとおり、自転車で風を切って、風景が流れるのを見ているような感触で。

うん、日本の政治家はもっと石田衣良のハナシを聞いた方が良いよ。

現総理なんか、髪型も似てるし、ねぇ。。。

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なんか王道はずれてるのが好き。
テーマにまとまり無くてすみません。
残念ながらこれが私です。

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