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紫式子日記

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『サルバドール・ダリ』


サルバドール・ダリ
サルバドール・ダリ



NowOnMediaってとこから発売されている、ダリのドキュメンタリーDVDです。

幼少期から晩年に至るまでの彼の芸術活動を追っています。



死んだ兄と同じ名前を付けられて育ち、常に彼の影に脅かされて育ったダリ。

過剰な自意識の根源はこの少年時代に見出せるようです。

やがて画才を見出され、画家を志します。

青年期にはパリに行って、当時台頭していたシュールレアリズムの芸術家たちと交流。

ただし、彼の創作活動の拠点はあくまで故郷のスペインであり、フランスを中心としていたシュールレアリストたちとは一線を画していたことも触れられています。

そしてガラとの出会い、経済的困窮期、資金集めのためのメディアへの露出。

若い頃は無意識を描いていたダリの興味の対象は、晩年原子力など物理学の方向に転換しますが、そのきっかけが第二時対戦を終結させた原爆だったことなども述べられています。

ガラを喪ってからの、抜け殻のような晩年までを映し、DVDは終わります。



絵の解説などはあまり充実しておらず、ザツな印象ですが、ダリの生涯をなぞるには過不足ない内容。

どちらかというとインタビュー番組に出演したときの映像や『アンダルシアの犬』からの抜粋、「誕生」のパフォーマンスの映像など、動画資料集といった方針みたいです。



「私はいい画家ではない。

 私は知的すぎる。

 いい画家というのは頭が悪いものだ」



やっぱり見所はインタビューでしょうか。

一言一言が自信過剰で自虐的。

傲慢で臆病な人となりを、キャンバス以外の方向からも窺うことができます。

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