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紫式子日記

メインが耽美系アート・映画・絵画から、文房具・ライフハックに移行しています。だいぶ世俗化しました……。
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「液晶絵画 STILL/MOTION」@東京都写真美術館

展覧会Webページ

最終日、の前日、に行きました……。
東京を離れたことのいちばんのデメリットは、展覧会にいけないこと。まじで。



感想箇条書き。

●サム・テイラー = ウッド『スティル・ライフ』『リトル・デス』
前者は果物がカビていく過程、後者はウサギの死体が腐っていく過程の早送り映像。

上手く言えないが、すばらしい。
日本でいう「諸行無常」、西洋でいう「メメント・モリ」の正しい継承者だと思った。
ロンドン出身と知って、すごく納得した。ゴスと頽廃の街!!
たぶん、セザンヌが果物を描く際、腐るまで描き続けたという逸話にも基づいてるんだと思う。


●ドミニク・レイマン『YO LO VI(ゴヤ『異端審問』に倣って)』
「キた」。
服を脱がされ、三角帽をかぶせられた異端審問の被疑者がスクリーンに映し出されている。
スクリーン前はカメラで撮影されており、スクリーンをのぞく鑑賞者の姿が、数秒遅れでスクリーンに合成される。
鑑賞者は「被疑者の顔をのぞきこんでいる自分の姿」をスクリーンの中で見ることになる。

イヤ~な事件とか起こると、「後ろ指」っていうんですか、指すじゃないですか、私たち。
その自分たちの姿を見せ付けられる気分になる。


●森村泰昌『フェルメール研究(振り向く絵画)』
「真珠の耳飾りの少女」が、動く、振り向く。

ほぼ惰性で観に行っている感じのモリムラさんだけれど、ドキドキした。
森村さんは「見る/見られる」っていう支配関係ではなく
「見つめる」っていう愛情行為を推している人なんだけれど、
文字通り、ファンを、観客を見つめることにした感じの作品。

真珠の耳飾りの少女 通常版 空想主義的芸術家宣言


●ジュリアン・オピー『ペンダントをつけたキエラ』
この人の絵、かわいいんですよ! ロンドンのわたせせいぞう?♪

中でも『~キエラ』は、他の作品よりプライベートな感じというか、
女性の無防備な姿をとらえていて、なんだかドキッとする出来栄えでした。


●チウ・アンション『新山海経・二』
地上の都市は海に沈んで、宇宙ではけったいな生物が弱肉強食。
どうしてサム・テイラー=ウッドといい、この人といい、
映像を扱わせるとみんな主題が「諸行無常」みたいになるんだ。。。


●やなぎみわ『Fortunetelling』
さすが、いい「乙女ゴス」。やはりやなぎみわアツい。
っていうか動画だったの知らなかったーよ。はずかちい。

Elevator Girls Fairly Tale 老少女綺譚


●鷹野隆大『電動ぱらぱら2002/2008』
これ、いちばん面白かった!!
顔/上半身/下半身が分かれてる着せ替え、みたいなのあるじゃないですか。
あれの映像版。
だから顔と上半身と下半身の性別が食い違ったりする。
面白くて、ぎょっとする。
そしてこれもカメラが設置されていて、自分の顔が映りこむ仕掛けつき。



美しいに静止画も動画もないわね。
映像も立派にアートの一部だし、やはり映像でなければできないことがある。
その「でなければ~」を活用した作品が厳選されていた印象です。

「文学の触覚」展もそうだったんですけど、写美は
「鑑賞者参加型」と言いますか、「一部になれる」系の作品展示、上手いですね。
単純に、楽しかったです。

もちろんそれだけでなくて、「アートの力」と言いますか、
新しい一歩を切り開く視座、みたいのも与えてくれる。
いい展示だったと思います。

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ぱっと見文化的なこと
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なんか王道はずれてるのが好き。
テーマにまとまり無くてすみません。
残念ながらこれが私です。

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