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紫式子日記

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「ジゼル」〜能とバレエによる〜


今、巷では文化庁芸術祭というものが行なわれていまして。

昨日はそのオープニング公演・「ジゼル」〜能とバレエによる〜を観に行っていたのです。



「ジゼル」自体は、皆さまご存知の通りバレエの定番プログラムなんですが、公演前半のパートは、「ジゼル」を能にアレンジした新作能でした。

きちんとお囃子とかいて。(笛の音キレイ。しびれた。)

半分現代語だったけど、詞章があって。(詩人の水原紫苑さんが脚本。)

能って初めて観たから偉そうなこと言えないんですが、西洋の舞台芸術をアレンジしているからかえって、能ならではのルールみたいなのが浮き彫りになっていて、面白かったです。

原作ではジゼルとアルブレヒトが一緒にダンスすることになっているんですが、日本にはそういう舞踊がないから、代わりに2人が同じ動きで舞を舞うようにしてあったり。

しかし……中世の時間速度は21世紀のそれとは合わなかったらしく……眠くなったね!; 失礼ながら。。。



後半は、正統派バレエの「ジゼル」。

時間の制約で、第2幕の墓参りのシーンだけだったんだけど、楽しめました。

プリマダンサーもさすがお上手だったけど、ウィリー役の方たちが、24人全員全く同じ動き(!)でずっと踊っているのには感嘆しました。

あと、この度初めていわゆる「正統派の」バレエを観たことになるのですが

(「正統派」じゃないのならある。)

音楽と動きの一致、っていうのは発明ですね!

チョット立ち止まる、何かを投げる、そういう動きのひとつひとつに合わせて、バレエ音楽は音をポン、と置いたりしているってのがわかりまして。

『白鳥の湖』とか『くるみ割り人形』とか、曲だけでは散々聴いてるけど、バレエの舞台を観たら、また聴こえ方変わるんだろうなぁ。
Fantasia様内コンテンツ「ジゼル」



皇太子殿下ご夫妻もいらしてました。拍手だけ聴こえました。

<リンク:http://www.yomiuri.co.jp/national/culture/news/20051001ij21.htmYomiuri Online>『皇太子ご夫妻、バレエ公演を鑑賞…文化庁芸術祭』

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