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紫式子日記

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国際美術展を詳しく知らない

まだ あいちトリエンナーレを 見ていないです
こないだ家の近くで 光が空に向かって いるのを見ました。芸術家 タレント プロになって 在る程度の生活をするのは 難しいようです。芸大 専門学校 芸術の戦い。芸術を目指したが たくさんの挫折者もいますね。挫折により 芸術を恨む人までや ノイローゼになる人まで。芸術が 好きだったのにね。アーティスト界もいろいろですね。
>村石太マン&ウリウリ星人さん
  • 紫式子(しきこ)
  • (2010/09/29 23:32)
水木しげるも「努力は人を裏切る」と言っていますね。

「あいちトリエンナーレ」愛知県美術館(栄エリア)を観てきた。

間にサンデル教授挟んじゃったんけど、
土曜、★名古屋市美術館だけでなく愛知県美術館も観てきました。
草間彌生の『真夜中に咲く花』だけは観てあったんですけどね。

名古屋市美術館は作品と観客の「間合い」を
近づけすぎず離しすぎないような展示でしたが、
愛知県美術館は観客が中に入り込んだりできる作品も多く、
「作品が観客を取り込む」ような展示が試みられていた印象です。



◎草間彌生のかぼちゃ
これ、会期始まる前は名古屋駅の高島屋に
飾ってあったやつじゃないすかね。
お約束。


ちょこん。




◎エクトール・サモラ『摂社』
会場に入ると一面に置かれている、ぽこぽこしたオブジェ群。


「摂社とは、本社に付属し、その祭神と縁故の深い神をまつった神社。」
神道用語 Weblio
モダンアートほこらみたいな感じですかね。
ひとつひとつに神が祭られているとして、何の神様なのでしょうか。
神なき時代の神、美なき時代の美、ポストデュシャンの「美術教」でしょうか。



◎松井紫朗『Channel』
10階にある愛知県美術館を根元にして、
あいち芸術文化センターの吹き抜けに垂れ下がる、
黄緑のシロナガスクジラのようなオブジェ。
根元は中からちょっとだけ覗けます。

「吸い込まれるぅ~」ごっこをする26歳女性。


空間をダイナミックに用い「アートを楽しむ」ことを
教えてくれる作品ですね!(キリッ)



◎蔡國強(ツァイ・グオチャン)『Day and Night』『美人魚』
火薬の蔡國強、今度は火薬で絵を描いていました。
メイキングVTRが作品と一緒に上映されていました。
紙の上に、描きたい形にダンボールを置いて、
上から火薬まいてチャッカマンで点火するのね。

現代美術って、作品そのものだけでなく「どう着想したか」
「どう作ったか」っていう過程が大事だったりするので
(それって作品としてどーなん、てのも思いますが)
こういう展示の方法はありがたいなー、と思いました。



◎張洹(ジャン・ホァン)『ヒーロー』
動物の形を残す毛皮をまとった巨人の像。
友人が「グロテスクだよね!!」と涙目になっていました。
そう思わせる作品につけられた題名が「ヒーロー」。ふむ。



◎三沢厚彦+豊嶋秀樹『白クマと白い小屋』
草間彌生と並ぶ、あいトリの目玉。

クマー。


圧倒的な質量、存在感。


目が完全にキマってます。


豊嶋さんの作った「小屋」……白く塗られた木材で作られた
ラビリンスのようなものでした……のそこかしこに、
三沢さんの動物たちが飾られているという作品。
森の中に迷い込んだような楽しさと不安がありました。



◎志賀理江子『いまださめぬ』
明度暗めのおされサブカル写真のようでいて、
よく見ると合成処理(?)でグロテスク。
ほのぼのとした流血沙汰。
寡聞にして初見でしたが、注目したい写真家さんだと思いました。



◎フィロズ・マハムド『穀物戦闘機』
穀物でカラフルに彩られた戦闘機。
今日び珍しいほど真っ向勝負の反戦!な作品ですね。



こう、このような撮影用の脚立が用意されていましてね。


その上から撮ると、公式っぽい写真が撮れるのです!




◎曾建華(ツァン・キンワ)『第4の封印』
暗い空間。
戦闘機のような不穏な音とともに、
アルファベットの形をした光が床を流れ始めます。

速すぎて読めませんでしたが、
英文の内容はdeath,kill等これまた穏やかでないもの。

音と光は量と速さを増していき、空間がそれらで
いっぱいになったところで、再び静寂と闇が帰ってきます。

しかしね、コレ


子どもがめっちゃはしゃいでました。


光の文字追いかけてさ。


うん、でも子どもが楽しめるのはいいアートだと思うんだ。

うんうん。



◎ズリカ・ブアブデラ『Al-attlal』他2点
ネオンサインでカーマスートラをイメージしたアラビア文字、
アラビア風アレンジのディスコサウンド等、
「現代欧米文化を使って自文化を表現」という手法が
「ウリ」の方なのかな、と思った。

こういうの好きです。
自文化と欧米文化、どっちをベース、どっちを
アレンジ要素にするかって選択とか。



◎宮永愛子『結―ゆい―』
実は友人は金曜に一度愛知県美術館来ていたんですが、
この作品に行列ができていて見られなかったのを後悔して、
もう一度観に来ていたんです。

行列が、というのは、作品の素材が繊細すぎて
大人数が土足で上がりこんでは壊れてしまうから。

素材は、ナフタリン。
中学で物質の昇華の例として習ったのを
憶えている方もおられるかもしれません。
防虫剤に入ってるアレです。
常温だと固体からどんどん気体になっていって、
最後には目に見えなくなります。

宮永愛子さんの作品は、そのナフタリンで靴を型取りしたもの。
白い粉末で出来た靴がどんどん消失していきます。

ナフタリンの靴も、展示スペースに縦に張られた
塩をまとった糸も、きらきらしてとてもきれい。
儚いぶん、余計に。

「靴」ってのがまた絶妙で、
「誰かがかつて、ここにいた」という不在の存在を
ヒシヒシとイメージしてしまうんですね、つい。
そして最後には消えてなくなってしまう。諸行無常ー。



ベテラン作家さんの作品も、新進気鋭の作家さんの作品もあり、
これぞ「お祭り!」って感じですね。

知らなかった作家さんを知ることも出来、個人的にも実り多いです。
長者町、納屋橋etcの「まちなか展示型」のエリアにも行っておきたいなぁ。
ちょっとしんどそうだけど。

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国際美術展を詳しく知らない

まだ あいちトリエンナーレを 見ていないです
こないだ家の近くで 光が空に向かって いるのを見ました。芸術家 タレント プロになって 在る程度の生活をするのは 難しいようです。芸大 専門学校 芸術の戦い。芸術を目指したが たくさんの挫折者もいますね。挫折により 芸術を恨む人までや ノイローゼになる人まで。芸術が 好きだったのにね。アーティスト界もいろいろですね。
>村石太マン&ウリウリ星人さん
  • 紫式子(しきこ)
  • (2010/09/29 23:32)
水木しげるも「努力は人を裏切る」と言っていますね。

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