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紫式子日記

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学芸の歴史


すみません、mixiで遊んでたり唐突にまんが描き業が舞い込んできたりして、blog放置してました。

で、今日も大学の講義メモみたいな感じで申し訳ないんですが。

でも、「へー」って思ったので、お暇つぶし代わりにでも。



今私たちが通ってる大学のスタイルっていうのは、西欧式のものですよね。

平安時代とかの「大学」をルーツとするものじゃない。

で、これっていうのは、いろんな学部学科がひとつの組織に統合されている。

これが、なんでいちいちまとめられてるか。専門学校でもいいじゃん。



理由。これ、「万物は神による予定調和の下にある」っていう、キリスト教の信仰がベースになっている構成なんだそうなんです。

学問をやること=予定調和を万物の中に見出すこと……なので、どの学問分野も一緒に学問をやる必要があるんだそうだ。

実際惑星の軌道に関する法則を発見したケプラーや、遺伝の法則を発見したメンデルなんかも聖職者だしね。

彼らは、「神の創造物なら何らかの法則が定められているに違いない」って前提で実験・観察をしてたから、そういう法則を見つけられたんだっていうよ。




そもそも大学の興りっていうのは教会から始まっているんだそうですね。

神学・医学・(教会)法学を伝授するための施設だった。



ただ、それ以外の基礎教養っていうのは、聖典を持たず、風俗によって左右されたので、神のおきてに属さないってンで「リベラル・アーツ(自由学芸)」なんだ、とかね。

そして、そのリベラル・アーツがまとめて「哲学科」とされ、再び理学・生理学・生物学、後には経済学部等々に分岐していった、とか。

だから神学・医学・法学以外なら、どの学問で博士号を取得しても称号がPh.D(Doctor of Philosophy)なんだってね。

初めて知ったよ(恥)。




こういう「総合的な視点」というか、学問分野に依らない「学問全体」を対象とする話は結構好きなんです。

自分の「立ち位置」っていうか、「ここはどこ?」っていう感覚が掴めるでしょ。

そのうち、キリスト教的世界観を抜きにして西欧式の学問を取り入れているゆえの現象とかも拝聴したい。やるかな、授業で。

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