2008/02/12 Category : Music 『天までとどけ』中村中 天までとどけあまりにも聴くものが偏っているのに危機感を覚え、TSUTAYAで気になってるのをガサッと借りてきた。まずは中村中。もう今更「なんて読むの?」なんて人もいないっしょ。いない……ですよね……?すごく、いいですね。1曲目『駆け足の生き様』なんかはオトコ声使って、歌詞の世界ともあいまってオザキっぽい雰囲気ですけど、オザキの持ってた女性的な繊細さ・美しさを強調した感じ。宇多田がカヴァーした『I Love You』とか、オザキ曲って意外と女声のが合ってたりしますよね。他は昭和歌謡風やジャズ風の楽曲が入っていて、これがまた中村中の声に合う。林檎ちゃんみたいな昭和歌謡風だとコテコテというか、わざとらしさが楽しいけど、ボーイソプラノの清潔さに通じるこの人の声だと、せつなさ・痛さがストレートにこっちに届く。プロデューサーの戦略が当たってるんだと思う。歌詞も、歌詞カードの写真も、CDの後ろに向かうにしたがって「少年」から「少女」、そして「成熟した大人のオンナ」になっていく構成。「ゴス展」で見たピュ~ぴるさんの展示を思い出しました。ピュ~ぴる、美輪明宏に連なるワタシ内三大アンドロギュノスとして奉ろう [0回]PR Comment0 Comment Comment Form お名前name タイトルtitle メールアドレスmail address URLurl コメントcomment パスワードpassword