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紫式子日記

メインが耽美系アート・映画・絵画から、文房具・ライフハックに移行しています。だいぶ世俗化しました……。
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映画『食堂かたつむり』にもやっとした話。

食堂かたつむり スタンダード・エディション [DVD]
小川糸
B003FKKPMK


最近DVDでドラマ『探偵ガリレオ』を観て個人的に
柴咲コウ熱が上がっていたこともあって、
劇場では観ずじまいだった『食堂かたつむり』を借りてみた。

2010年も感想とあらすじとネタバレの区別が付かないままだったので、
たぶん軽いネタバレを含んでしまうので白文字にします。反転させてください。


いろいろのっけから幻想的すぎるのだ、コラージュ風のアニメーションで
過去の来歴が表現されたり、そのできごとが乙女なメロディに載せて歌われたり。

ファンタジーというのはリアルを包んでさりげなく観客に手渡す
糖衣たらんと私は考えていたんだけど(『パンズ・ラビリンス』とかね)、
この映画は「リアル」の部分があまりにも薄すぎるのだ。

「主人公の料理を食べると願いがかなう」「人生が変わる」というのはまだいい。

とりあえず母娘の物語があっさり解決されすぎる。
主人公の母親死ぬんですが(おっとこれがネタバレか)、
母親の死によって母娘の軋轢が解消されるような流れになっていて
なんだか死者を美化しているような、
母娘の関係を軽んじられているような気になって「えー」となってしまった。

あと、友だち(?)との関係性も同様。
主人公にかなり辛辣な嫌がらせをしたクラスメイトが実にあっさりそのことを告白し、
しかもそれがあまり悪びれない様子(わかんない、悪びれてるっていう
設定なのかもしれないけど演出意図としては伝わってこなかった)。
そして十数分後に彼女は、主人公の近しい人、主人公の店のよき客しか
呼ばれない場に、しれっと出席しているのだ。何だそりゃっていう。
寛容な主人公の性格を描写する一環かもしれないけど、
あまりに唐突すぎるというか「えっ、この人『こっち側』のカウントだったの」っていう。

その友だちに営業妨害される前は「願いがかなう料理」に焦点が当たってたのに
やらかされた後は突如食育みたいになってしまって、
話の流れが分断されていたのも残念だったなぁ。



と、書きたい放題書いてはみたがもやっと来るのは上記の点ではなくて、
上記の点があるにもかかわらず私がけっこうこの映画を嫌いじゃないところなのだ。

特に主人公が母親を赦す(赦す、という表現でいいと思う)くだり。
2人はちょっとずつ和解に向けて歩み寄っていくんだけど
決定打になるのは恐らく終盤で見られる母親の幸せそうな笑顔で、
母親のそういった笑顔に普段の抱え込んでいるあれやこれやが
ごまかされてしまう体験は私自身にもあって、妙に自分に重なってしまった。
映画全体がtooファンタスティックな中でそこだけにリアリティがあったので
すごーく、際立っていたというのもある。

そのためには母親役の笑顔が本当に幸せそうで可愛らしくなければあかんのだけど、
余貴美子はそれを完璧にクリアする演技を見せてくれた。
これも私がこの映画を嫌いじゃないと思ってしまう点。
私の中で余貴美子っていうと『おくりびと』の事務の人と『外事警察』の大臣役で、
特に後者は■中真紀子センセーを意識したと思われる独特のしゃべり方が
すごく「お大臣」っぽく仕上がっていてとても好きなのだけれど、
『食堂かたつむり』における彼女はそのいずれとも違っていてエロ可愛かった!
前髪ぱっつん、ボディコンが(無論キツいけどそれ以上に)エロ可愛い。
前髪ぱっつんにすると柴咲コウと顔が似ていて母娘っぽいのもポイント高かった。
『食堂かたつむり』、私の中では余貴美子の映画です。
あ、うちの母親も半島~大陸風のエロ可愛中年女性です。

あとサングラス掛けてないブラザートムのしゃべるところがいっぱい見られるのと、
柴咲コウのブス役が妙に堂に入ってるのとね……!
『メゾン・ド・ヒミコ』でも誰だったか著名人に「ブス可愛い!」って言われてたけど
なかなかどうして柴咲コウはブス役が上手いんでしょうね……。
美人だよねすごく美人だよね、なのになぜ……。

ブス可愛い柴咲コウとエロ可愛い余貴美子がいい塩梅の映画です。
前向きな読後感(観後感?)でいろいろ許せてしまうという映画です。

まぁたぶん2回目は観んと思うけど。



ガリレオ DVD-BOX
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メゾン・ド・ヒミコ 通常版 [DVD]
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食堂かたつむり
  • 食堂かたつむり
  • URL
  • 2011/01/24(Mon) 21:01
監督 富永まい 出演 柴咲コウ、余貴美子、ブラザー・トム、三浦友和、江波杏子  小川糸の原作は読んでない。だから、小生は、恋に破れた女が小さな食堂を開店する。それを下町の人たちが食べに来て、彼女を応援する。というような下町人情もんの話と思っていた。とこ...

HN:
紫式子
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女性
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ぱっと見文化的なこと
自己紹介:
なんか王道はずれてるのが好き。
テーマにまとまり無くてすみません。
残念ながらこれが私です。

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