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紫式子日記

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zurineta

またしても34年前、一番のズリネタ本がこの「人間昆虫記」虫プロ刊。タクシデルミアの兎口祖父のやうにコイテコイテコキまくりました。あろうことか色鉛筆で彩色までして愛読しておりました。しかしその内容は全て忘れてしまいました。彩色したページはどこかは覚えているのですが・・・しかしこの自力彩色本を姉に見つかってしまい死ぬほど恥ずかしい思いをしました。その時の姉の侮蔑の目線はトラウマです。手塚ズリネタ本の次点は「ばるぼら」です。も~、手塚先生のエッチぃ~!!

>GSさん@人間昆虫記

手塚治虫はエロですよ。
田中圭一先生『神罰』なんか、必然でしかありえませんもん。

内容憶えてらっしゃらないのは仕方ないと思います。
手塚先生自身も未消化なまま終わった印象のストーリーでした。
ただそこに香ばしい思い出がおありなんですから、いいと思います(笑)

私は10歳で『奇子』『ばるぼら』を立て続けに読み、こんな大人になってしまいました。
手塚先生には感謝してもしつくせません。

『人間昆虫記』手塚治虫



手に入れたのけっこう前なのに、
ナゼかレビュー書いてなかった。why?


他人の技術や作品を盗みつつ、
「マルチタレント」として表舞台に立ち続ける主人公。


でも彼女が「素」でいられるのは、死んだ母親の蝋人形の前だけ……。

エンディングは、風化した古代ギリシャの神殿。
主人公はつぶやく。

「私……さみしいわ……
 吹き飛ばされそう……」



なぜそんな心境になってまで、
なぜ殺人を重ねてまで、
彼女は名声を求めつづけるのだろう?



それはたぶん「不信」

自分に寄ってくる男たち、自分を持てはやす世間の声、
何よりも「真似をする」だけでしかない自分の才能。


それらが信じられなくて、彼女は「偽」でそれに報いる。


それでも彼女は辟易している。
かりそめでしかない自分の「才能」に群がる世間に。

男たちは見抜いている。
その「才能」がかりそめで、盗んだものであることに。
気づいていながら、彼女に囚われていく。
そして破滅する。
彼らにもまた、彼女は辟易している。

主人公はただ一人、彼女の「盗作」を非難した
かつての恋人を欲し、執着する。
しかし彼は手に入らない。これがヒント。


そう、たぶん彼女は「見破って」「非難して」
もらいたいと願っている


自分の「いつわり」を。
世間が持てはやす「かりそめ」を。


それをしてほしくて、彼女は躍り出つづける。
表舞台に。

でも、そこに幕が下りることって……あるんだろうか。

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zurineta

またしても34年前、一番のズリネタ本がこの「人間昆虫記」虫プロ刊。タクシデルミアの兎口祖父のやうにコイテコイテコキまくりました。あろうことか色鉛筆で彩色までして愛読しておりました。しかしその内容は全て忘れてしまいました。彩色したページはどこかは覚えているのですが・・・しかしこの自力彩色本を姉に見つかってしまい死ぬほど恥ずかしい思いをしました。その時の姉の侮蔑の目線はトラウマです。手塚ズリネタ本の次点は「ばるぼら」です。も~、手塚先生のエッチぃ~!!

>GSさん@人間昆虫記

手塚治虫はエロですよ。
田中圭一先生『神罰』なんか、必然でしかありえませんもん。

内容憶えてらっしゃらないのは仕方ないと思います。
手塚先生自身も未消化なまま終わった印象のストーリーでした。
ただそこに香ばしい思い出がおありなんですから、いいと思います(笑)

私は10歳で『奇子』『ばるぼら』を立て続けに読み、こんな大人になってしまいました。
手塚先生には感謝してもしつくせません。

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