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紫式子日記

メインが耽美系アート・映画・絵画から、文房具・ライフハックに移行しています。だいぶ世俗化しました……。
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『多毛留』


多毛留
多毛留




この絵本との出会いは、私の記憶が確かなら小学4年のときだった。

廊下に仮設された、「おすすめ図書」コーナーに並んでいた。

当時既にビアズリーを知っていた(キモい)小学生の私は、まずビアズリーっぽい絵だな、と思い、哀しい色遣いだな、と次に思った。



ストーリーはいたってシンプルで、残酷。

こんなんでいいのか、と衝撃を受けもしたが、こんなんでもいいのだろう、という、空虚な読後感が残った。

米倉斉加年の、行き場のない切なさに溢れた絵も、その読後感に拍車を駆けたのだろう。



10年後の先週金曜、私はバーで初対面の男性と相席する。

興が乗って、私が好きな画家の話になった。

そこで私は初めて、恐らく人生で初めて、他人にこの絵本について説明した。

当時は何とも思っていなかったこの絵本の要素――父と息子、朝鮮人、血といった要素――が次々と私の口をついて出て、それに伴って私がこの10年、他の場所で培ってきた知識の体系にするすると絡みついていった。

また読みたい、と思った。

今の私だからこそ、読むべきなのだろう、と思った。




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そして、この絵本の影響で未だに私はナヨい男好きなのかなぁ、と邪推してみたりしてみなかったり。。。

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HN:
紫式子
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性別:
女性
趣味:
ぱっと見文化的なこと
自己紹介:
なんか王道はずれてるのが好き。
テーマにまとまり無くてすみません。
残念ながらこれが私です。

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