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紫式子日記

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『ゆで卵』辺見庸



「あの」辺見先生が書いた官能小説、なんて言われたら
読まざるをえないじゃありませんか。

薄暗くて、かさかさ乾いていて、だけれど「奥の方」に
じとじとと生臭い官能性、エロス(生)のにおいがする。
この感覚、覚えがあるなぁと思ったら、
私が書いてみたいと思い続けている文章だった。

やはり辺見先生には悔しい思いをさせられるなぁ。

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