忍者ブログ

紫式子日記

Home > ブログ > Movies

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

『半落ち』


半落ち
半落ち



ベーシックな構図。

ベーシックな脚本。

ベタベーシックなキャスト。

けれど、ひとつひとつを忠実に、丁寧に作ってあるから、すごく響く。

きちんと「感動すること」に集中できる。

脇役ひとりひとりの挿話にもそれぞれ考えさせられるんだけれど、ストーリーがしっかりしてるから、本筋を見失わずに済む。

うーん、すごいなぁ。



愛する人を愛すること、見知らぬ人を愛すること、いのちを愛すること。

テーマは重いし、提起されている問題も重大なんですけれど、ラストシーンの力ですごくきれいにまとまっています。

いい話だし、作り方も上手い。

ベーシックな「名作」だと思います。

映画館で観るのがもちろんベストでしょうけれど、家のTVでじっくり観るのも良さそう。



あと、伊原剛志があんなにカッコよかったとは知らなんだ。

ハタチ過ぎてからこっち、完璧に好みが和食だなぁ……。



『半落ち』 オフィシャルサイト

拍手[0回]

PR

『インプリント 〜ぼっけぇ、きょうてぇ〜』


オフィシャルサイト:『インプリント〜ぼっけえ、きょうてえ〜』

あの岩井志麻子姐さんの代表作『ぼっけぇ、きょうてぇ』を『着信アリ』の監督が映画化!!

いや、実は原作読んでなかったんですけどね……。

これ面白いのが、日本の話を日本のスタッフが映画化しているのに、アメリカで上映することを前提にして全編英語で撮ってあるんです。

そして、英語だと原作の持ち味である岡山訛りが出せないため、敢えてニホンゴ訛りの英語にしてあるのです。

そういう試みを見てみるのも面白いなぁ、と、比較的軽いノリで行ったのですが……



めちゃめちゃヤバかった。。。



拍手[0回]

『乱歩地獄』


乱歩地獄 デラックス版
乱歩地獄 デラックス版



『東京ゾンビ』と二本立てだったコチラ。

公開時、渋谷駅で散々広告見て

「観たい〜 観たい〜」

と思い詰めていたのに、気づいたら公開終わってた、っていう……。

早稲田松竹には、ホント感謝させられることしきりです……



内容は期待通りのアングラ! エログロ! サブカル!

やぁっぱミニシアター系はこうでなくっちゃね!!

つぅか、あまりのアングラ加減にこの私がズツウ催しました……。

映画でこんだけ気分悪くなったの、『SAW』か『憂国』以来かもしんない……。



江戸川乱歩の「火星の運河」「鏡地獄」「芋虫」「蟲」4作品を映像化した、オムニバスです。


拍手[0回]

『東京ゾンビ』


東京ゾンビ プレミアム・オブ・ザ・デッド (限定生産)
東京ゾンビ プレミアム・オブ・ザ・デッド (限定生産)



イスが柔らかく、快適になった早稲田松竹で観てきましたよん。

『東京ゾンビ』、原作は読んでいないけれど、花くまゆうさくの他の作品は見たことあるので、だいたい雰囲気は掴めた。

セリフなんかは、恐らく原作に忠実(特に前半)。

花くまゆうさくのtooシュールなノリが炸裂しています。

後半はなんかいいハナシになっちゃって、潔くないなぁと思いました。

が、いいハナシは嫌いでないんで、まぁいいです。

ミツオが助けた女の子とフジオとが、どういう勢いでフミヨちゃんを儲けたのかがちょっと気になる。



浅野忠信目当てで行ったのですが、哀川翔の演技力にびっくりしました。

あとはあのハゲカツラ、よくできてるなぁ……とか……。



お金を掛けて観る価値があるかといえば、それは花くまゆうさくのまんがと等価値です(判断を投げやる表現)。


拍手[0回]

『パリ、テキサス』


パリ、テキサス
パリ、テキサス



なんていうか、言葉を失うよなぁ、こういう映画観ちゃうと。

もうね、映画が全てを物語っちゃってるんです。

エンディングの映像が全てを物語っちゃってるんです。

あらすじを語れば呆気ない。

映像の効果や演出の話をしたって、凡庸になる。

けれど、キチキチと情感が胸に刻み込まれて、気づいたときには涙腺に達している。

そういう……静かな……映画なのです。



「男は想像を絶して女を愛していた」

「愛しているよ 僕の命よりも」

愛しすぎている愛って、絶望的なのかもしれない。



実は数年前も一度、この映画を通して観ました。

でもそのときは泣かなかった。

今回は泣きました。

男と女のエスプリがわかってきたからかなぁ。

子どもを産んだら、また見え方が変わるんだろうなぁ。


拍手[0回]

PAGE TOP