2006/06/24 Category : Movies 『乱歩地獄』 乱歩地獄 デラックス版『東京ゾンビ』と二本立てだったコチラ。公開時、渋谷駅で散々広告見て「観たい〜 観たい〜」と思い詰めていたのに、気づいたら公開終わってた、っていう……。早稲田松竹には、ホント感謝させられることしきりです……内容は期待通りのアングラ! エログロ! サブカル!やぁっぱミニシアター系はこうでなくっちゃね!!つぅか、あまりのアングラ加減にこの私がズツウ催しました……。映画でこんだけ気分悪くなったの、『SAW』か『憂国』以来かもしんない……。江戸川乱歩の「火星の運河」「鏡地獄」「芋虫」「蟲」4作品を映像化した、オムニバスです。 【火星の運河】なにごと!? って疑問を感じた途端に終わってた。非常に短い、けれど狂気と知性が張り詰めている作品。オムニバスの序章にふさわしかったと思います。 【鏡地獄】成宮寛貴演じる鏡職人が、鏡に魅入られ狂気に陥り、女性たちを殺害していく……というサスペンス仕立て。それを浅野忠信演じる明智小五郎が推理していくのです。実は4作の中でいちばん原作から逸れているんだけれど、いちばん江戸川乱歩っぽく見えるストーリー。全編に渡って鏡を利用した画面作りになっているのが印象的。オモシロい構図考えるなぁ、と……。あと、友情出演でチラッと出る市川実日子がイロっぽい!! 【芋虫】『鏡地獄』もなかなかヒドい濡れ場があるのですが、これはそれ以上だった。。戦争で四肢を失い芋虫のようになった夫に、妻が猟奇的で残虐な性欲を抱くようになる……みたいなお話なのですけどね。エロって泥沼のように深い……と、久しぶりに感じました、、、。 【蟲】テンポの良さがコミック的だなぁ、と思ったら、やっぱり『BAMBi』の作者が監督だった。役者・浅野忠信の真骨頂って感じ。ホント絶妙な表情出します。緒川たまきもナイスキャスティングだったなぁ……あの人、あんなに大正ロマン顔してたっけ?ストーリーのあまりのグロテスクさに、一緒に行った友だちと「監督独自の解釈に基づいてるんだろうね」みたいに話してたら、実はこれがいちばん原作に忠実だったorz原作。帰りにビレバンで立ち読みした。心理試験『芋虫』はこちらに収録。屋根裏の散歩者あとの3作はこちらに収録。バンビ (1)カネコアツシ氏の本業。 [0回]PR Comment0 Comment Comment Form お名前name タイトルtitle メールアドレスmail address URLurl コメントcomment パスワードpassword