2006/04/23 Category : Movies 『クレールの刺繍』 クレールの刺繍曇り空にはフランス映画が好く似合うなーんてのは、イメ戦発言でしょうか。でもさ、実際どんよりした天気の日に、底抜けに陽気なアメリカン・エンターテイメント映画なんて観たくないじゃない。クレールの刺繍という映画を観てきました。相変わらず気の利く早稲田松竹にて。そういえば、こういう静かな映画観るの久しぶりかも。ってかずっとアメリカ映画ばっかり続いてたのね。嫌いじゃないけど、食傷気味だったんだな。BGMがね、ないんですよ。だから全編にすごく日常的な、リアルな空気が漂う。そしてヨーロッパ独特の色彩感。気候が違うから植物も違って、それで風景も違ってくるんだな。そういうの考えると、日本ならではの色彩を活かして撮れてる映画って、どのくらいあるんだろ。脚本も上手い。セリフが多くないんですよ。俳優に、目でもの語らせている。俳優の演技力も求められるし、表情を捉えるカメラワークも巧みだし……女性監督(兼脚本)ならではの仕事ですね。(以下、ネタバレを含むあらすじ) つづきはこちら [0回]PR
2006/04/15 Category : Movies 『パイレーツ・オブ・カリビアン』 パイレーツ・オブ・カリビアン 呪われた海賊たち コレクターズ・エディション『?』来る前に観たかったんですよねぇ。良かった、観られて♡OPからジョニーに心奪われていました。あほカッコいいってジャンルを、彼のために作りたいよね。トヨエツなんかも、たぶんこのカテゴリに含まれます。ちなみにオダギリジョーやスガシカオなんかは「えろカッコいい」です。参考までに。ストーリーも、エンターテイメント映画としては充分だったし。おとぎ話要素もちょっと強めだけど、「呪われた海賊たち」が妙にホラーだったので、ヨシ(基準は「気分」です)。っていうか、ジョニーの演技が全ての欠点を補って余りあるのよね。そう……ジョニー・デップって男は本当にすごいですねぇ。 つづきはこちら [0回]
2006/04/09 Category : Movies 『コンスタンティン』 コンスタンティン『ナルニア国』で白い魔女を演じていたティルダ・スウィントンが目当て。映画自体は、可もなく不可もなくといった印象。嫌いじゃないけど、自分内「好きな映画ランキング」には入らない。友だちにあらすじを説明したら「それ電撃文庫じゃん?」って言われた(゜д゜)確かにSFXがあったから映画として成り立っているようなものの、話だけで魅せられる映画じゃないかもしれない。戦闘シーンも、登場人物の強さも「ワルさ」も、いろいろと中途半端。ロマンスも……あれはむしろ不要だったんじゃないか……。SFXだって、群を抜いて凄い訳じゃないしね。あと、編集。前半が冗長で、飽きそうになった。。と言いつつ、天国/地獄をロコツにモチーフにしてる度胸とか、面白くなかった訳ではない。徹底的にダメだったということもないので、コメントも自ずと中途半端になります。。。ちなみにティルダ・スウィントンは大天使ガブリエル役。中性的なルックスが、霊的な存在にピッタリでしたね。しかし役どころがなんとも言えずハンパ。最初のスーツ姿だけで終わった方が良かったんじゃないの。 [0回]
2006/04/03 Category : Movies ナルニア国物語 予告編に気圧されて、観てきました。ただ、『ロード・オブ・ザ・リング』をTVで観たばかりなので、どうしても比べてしまう。戦闘シーンが冗長。ミュート・スローモーションが多くて。でも、登場人物・キャラクターのかわいさなら、こちら。そこはそれ、ディズニーだからな。子どもに見せたいのはこっち。子役が秀逸。ルーシーの利発さは言わずもがなだけれど、いちばん萌えたのはエドマンドだろう!ああいう生意気ガオ好きだー。公式サイト見たけど、いちばんオーディションが難航したのが、このエドマンド役らしい。そりゃそうだ、従順さと反抗的な表情、ひとつの役で出すって難儀だよ。ところで3人以上の兄弟の場合、下から2番目がハブになる って法則は、洋の東西を問わないのでしょうか。。あと、タムナスさんがすてき。ねぇ、裸にマフラーってえろいよね。 ←またそういう話を、、、あと、『指輪』の方にも種族ごとのカオってのがあったけど(ホビットは正方形気味、エルフは面長)この世界にも「フォーン顔」「ケンタウロス顔」があるのね。前者はタムナスさんに代表されるような甘い顔で、後者は精悍な顔つきです。そんな、細かーいところに笑ってました。……キャラ萌えする映画ってことですか、つまり!? [0回]
2005/12/30 Category : Movies 『ブレードランナー』 ディレクターズカット ブレードランナー 最終版帰省中です。暇です。父のDVDコレクションを勝手に拝見しています。観たいDVDは、なぜかレンタルをせずに買ってしまう父。お陰様で帰省中の楽しみが保証されている訳ですが。気持ちもわかるしね。私もそうだから。レンタルってなんか、他人の手垢が付いてる気がするんだよな。1982年公開=23年前の映画なんですが、しかし、まったく古びていない。槍玉に挙げて申し訳ないですが、この映画から『フィフス・エレメント』まで、SFの概念てやつぁ進歩してないのかと問いたい。ついでに日本趣味も。・・・衣装の斬新さは、かのヴィヴィアン・ウェストウッドをもインスパイアしたそうですが、なるほど然り。BGMもテクノ・デジタル系の楽曲ばかりで、今日びのものと「聞き分け」が付かないほどカッコいいですね。かといってビカビカしすぎておらず、『地獄の黙示録』に通じるような陰鬱さが漂ってるのも個人的に好感。ストーリーは、明快にして難解。奴隷労働に従事させられている人造人間・レプリカントたちと、反逆したレプリカントらを処分する特別捜査官・ブレードランナーとの、一幕の対決。っていうのが最短説明かな。ただ、これだけだと単なる勧善懲悪なんだけど、実際は「善」も「悪」もないから考えさせられる。 つづきはこちら [0回]