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紫式子日記

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『ゴッドファーザー』シリーズ3本立て




今年もよろしくお願いします、

ってなわけで、元日から「初映画」を

ぶちかましてきたんだけれども。



早稲田松竹にて、

『ゴッドファーザー』シリーズ3本立てってアナタ。

しかも毎月1日は映画の日だから安いよおかあさん800円で3本立てだよ



『ゴッドファーザー』ってのは観たことなかったんですが、

イヤほんとにドンパチやってますね。

銃撃したり爆破したり、視察したり暗殺したり大変です。



でも主題はきっとちがう。ぜったいちがう。

たぶんだいじなのは信頼と裏切りと愛。




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『パプリカ』


パプリカ (原作 筒井康隆)
パプリカ (原作 筒井康隆)



予告しておりましたが、『パプリカ』行ってまいりました。

いやー、みごと私の大ッ好き「夢うつつ系」

つーかテーマがおもっきし夢⇔現なんだけどサ。



※「夢うつつ系」とは?

夢なのか現実なのかわからない浮遊感、恍惚感をもたらしてくれるもの。

音楽は癒し系・テクノ音楽・クラシック音楽にまたがるので、分類は私に聞いたほうが手っ取り早い。

文学ではイッちゃってる笙野頼子や町田康『真実真正日記』、

絵画ではダリやタンギーなどシュルレアリスティックなもの。

私は森村泰昌を、この「夢うつつ」を肉体で横断してしまったスゴい人だと認識している。




まず監督が今敏ってトコからだいたい皆さん察しはつくのでしょうが、映像がものごっそキレイです。

これはアレね、『ベラドンナ』みたいな「絵画・イラストとしてキレイ」

じゃなくて、「画質がキレイ」ってほうね。

描かれてるものはけっこうグロかったりえげつなかったりするんですよ。

顔だけ中年男性の日本人形とか……皮膚の下に器具や手が入り込んだりとか……。




音楽もよかった!

公式サイトで聴けるのでアクセスしてほしいんですけども、

(ただしフラッシュ重いよ)

映画の世界観そのままに、ポップで明るくて、でもどこか毒々しく怪しい。



ストーリーも好きだったなぁ。

理屈じゃ説明できない点が多いから、リヅメで行きたいヒトには釈然としない点が残るでしょうが、

私は好きでした。

ていうか私が卒論で書いたようなことをやってくれてたんですよ。



※ 以下ネタばれ注意 ※

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草間彌生、蜷川実花、森山大道『パプリカ』公開記念「夢の女」展開催


やばいこれ観にいきたい



『パプリカ』公開記念「夢の女」展

日程:11月22日(水)〜12月12日(火) ※3週間

場所:TSUTAYA TOKYO ROPPONGI(六本木ヒルズ内)

1Fアートコーナー ギャラリースペース 入場無料

出品者:会田誠、天明屋尚、青山悟、草間彌生(※新作書き下ろし)、森山大道、蜷川花実(敬称略、6名)



映画自体は12月に友だちと観にいく約束してるんだけど、ひとあし先に行っとこうかな

六本木ならバイトの帰りに寄れるし



映画『パプリカ』公式サイト

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『スリーピー・ホロウ』


スリーピー・ホロウ
スリーピー・ホロウ



せっかくジョニー・デップとティム・バートンなのに……。



いえね、音楽はさすがバートン・ワールドで好みよ。

使い方も上手いし。

陰鬱な風景もゴス的「死の美学」感たたえてて好きよ。



でもね、やっぱバートンはポップとダークの二刀流じゃなきゃイケナイと思うの! スゴく!!



その辺バートンもデップもわかってるぽくて、がんばってギャグとかコミカル性とか入れようとしてるのはわかるんだけど、それがかえって映画のフンイキから浮いちゃってる。

強引なハッピー・エンドも

「オチたの? ねぇオチたの? オチてないよね??」

と、思わず問うてしまうほど、違和感。



あと編集ね。

メリハリでいうと、前半の「メリ」が長すぎて退屈して、後半の「ハリ」も長すぎて飽食する。

うーん、だから、ポッp(ry……



でも、いま『ゴシックとは何か』なんて本読んじゃってる私には、ホラーに見られる穢れが聖さを侵犯するって要素がやけに面白く感じられて、そこは面白かったんだぞ、と。


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『花よりもなほ』


花よりもなほ 愛蔵版 (初回限定生産)
花よりもなほ 愛蔵版 (初回限定生産)



『誰も知らない』とコレとで、是枝監督2本立て。

この監督もうちのOBらしいですね。

世の中OBだらけ。



『誰も知らない』はBGMも台詞も少なめなんだけど、こちらは調子のよいBGM、落語のような軽快な脚本が特徴。

私はこういう方が好み。

OPのタイトルが水彩画みたいに浮き上がってくる効果、そこからして好みだった。

台詞回しの時代考証とか、

「江戸時代にその単語、そーいう意味で使ってたの?」

ってところはありますが、コメディ性を活かしているということでよしとしよう。



キャスティングの妙が凄い。

これ、主役に岡田くんを持ってきたってのが、正解だと思うけど不思議。

キャラクター設定だけ挙げれば、他の若手俳優でもいい気がする。

むしろ、

「そこで岡田くん!?」

とすら思う。

けれど、実際話を観ると、宗左の弱さ・優しさ・(武士のものではない、男としての)強さに、岡田くんはピッタリはまっている。

うぅん、不思議。

宮沢りえのおさえはザ・はまり役! って感じでしたね。

着物の子連れ未亡人だなんて。

この他、脇役もゴーカ。

特に『誰も知らない』と並べて観ると、キム兄&寺島進の厚みが冴えます。

最近寺島進好き。なんでだろ



そして、話がいい。

とんちの利いた人情もの・ラブコメ込みといったところで、まぁ『お江戸でござる』って言ったらアレだけど。

本筋である宗左のストーリーは胸温まって腑に落ちるものだし、おさえの亡夫のエピソードも、彼女自身ではなく息子の進之助を通してわかっていく分、痛ましい。

うん、コメディタッチだけど、いい話ですよ。



宗左の出身が私の地元だったのがちょっとうれしい。

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