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紫式子日記

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『シュレック』


シュレック
シュレック


『2』をTVで観たら楽しかったので、視聴。

期待を裏切らず、楽しませていただきました。



「人は見た目じゃない」

というメッセージは普遍的かつ無難なので

まぁいいとして。



いちばんウルッときたのは、

ドラゴン(♀)が鎖を引きちぎって

ドンキーに会いにきたところかなぁ。

『2』だとコドモ生まれてるんだよね。



やっぱりおとぎ話をパロディしてるってのが

いいんでしょうね。

そしてミュージカル[映画]など、

アメリカ文化の蓄積を発揮できてるところにも

嫉妬を感じる。

日本人が作ったら、あそこまで遊べないもん。

これは『カーズ』でも思ったのだけど。



『3』も観よう〜

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『パイレーツ・オブ・カリビアン ワールド・エンド』


パイレーツ・オブ・カリビアン ワールド・エンド
パイレーツ・オブ・カリビアン ワールド・エンド

観てきた
観てきちゃった

なんか、ハナシがえっらいデカくなってます・笑。

死者がよみがえったり。
不老不死になったり。
人の姿に閉じ込められていた
「海の女神(?)」を解放したり。


えぇ〜と、実はハナシがデカくなったり、
海賊お得意の裏切りとか利害の絡み合いとか、
取引の上に取引が重ねられたりとかして、
1回観ただけじゃ
何がどーなっとんのかよくわかりません。

とはいえ。
エンディングは、いちおハッピーエンドです、ヨーホー。
そしてテーマ曲『彼こそが海賊』の勇ましさも相まって、
観た後は元気になれる映画です。

「らしく」ないこと言うけど、
結局「いい映画」って、そこに尽きるのかもしれない。
いろいろ御託は並べられるけどさ。
観た人を前向きな気分にさせられる、
最後はそこに行き着くのかもしれない。


あと、いま発売中の『ローリング・ストーン』でも
特集されてるけど、キース・リチャーズ出てきたり。

Rolling Stone (ローリング・ストーン) 日本版 2007年 07月号 [雑誌]
Rolling Stone (ローリング・ストーン) 日本版 2007年 07月号 [雑誌]

メイク真似てるからってわかってるけど、
ジョニー扮するジャック・スパロウと
激似で笑えたwww

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映画『ノートルダムのせむし男』


ノートルダムのせむし男
ノートルダムのせむし男


前、別バージョンは観たのだけど、どうやらこれがいちばん代表的な作品らすぃ。

ウィリアム・ディターレ監督、トーマス・ミッチェル, セドリック・ハードウィック出演の、

1939年制作版。



もう、他の2バージョンは何だったの!?

ってくらい面白かった



BGMよし、カメラワークよし、編集よし。

原作のディテールを損ねず、しかし冗長になっていない。



おまけに、当時の発明品である「印刷機」がたびたび登場し、

「印刷物の広まりによる民衆の啓蒙」

輻輳的テーマとして描かれます。

1923年版でも「民衆の蜂起」みたいな描かれ方はしていたけど、

「武力ではなく、思想を以ての革命」みたいなのが

強調されてますね、こちらは。



ノートル・ダムをはじめとするゴシック大聖堂は、

聖書を読めない民衆に、神の世界の素晴らしさを見せる、

当時の情報メディアでした。

それが、印刷機の登場によって、

メディアとしての役割を失った。

そういった歴史的背景までもが、

巧みに描きこまれています。

(その辺のことも『ゴシックとは何か』に詳しい。)



あとアレね、ネズミー版カジモドの意匠は、

たぶんこの1939年版を基にしているのね。

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『ロストロポーヴィチ 人生の祭典』


『ロストロポーヴィチ 人生の祭典』 公式サイト



ロストロポーヴィチというのは、

ぶっちゃけ知らなかったんだけれど、

ロシアの高名なチェリスト。

つか4月27日に死んじまってたらすぃんだが……

ウチらこの映画観たの29日て……

あぅあー、ご冥福をお祈りします。

きっとアッチで、偉大な作曲家・演奏家たちと

楽しくセッションしてるんだそうなんだ。





映画自体は、「映画」というより

フツーに「ドキュメンタリー」。



ソクーロフも、「(芸術的な)映画を撮りたい」

というより、

「ロシアの偉大な文化/その文化の保護者を

 記録しておきたい」


ってのが動機じゃなかろーかね、

というのが、一緒に観にいったコとの見解。





「文化は保護していかねばならぬ」

という生き様、それを実践したことによる不遇、

ナルホド、すげー人だったんだな、

というのが「優等生」な感想だけれど、



おどけた表情を見せたり、

奥さんとはラブラブだったりする。



そーいうとこ、ニホンの「高尚な人」には

あんまりなくて、新鮮でした。





あと印象的だった言葉……

内容より表現のせいなんだけど



「演奏家は音楽の娼婦

 すべての作曲家に愛を捧げる」




こーいうのも、ニホンの「高尚な人」には

あんまりなくて、新鮮でした。笑

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『イカとクジラ』


イカとクジラ
イカとクジラ


「アメリカの家族」モノつながりで、

『リトル・ミス……』と二本立て@早稲田松竹。





離婚しちゃう夫婦と、2人の息子の物語。

で、登場人物の、誰の味方もしてない映画。

みんな「そこに残る現実(好ましいものもそうでないものも)」を

受け入れていかなきゃいけないーんよ、


みたいなのがメッセージだと思った。

でも、それがゲンジツなのよね、実際。



平気そうなカオをしながら、

それぞれ「社会不適合」的な行動を起こす

2人の息子が、微笑ましいけど切ない。

でもそこで

「離婚は子供にとって害悪だ!」

なんて「正論」を振りかざすワケじゃなくて、

父と母、父と自分、母と自分の関係を

見直そうとしはじめる
お兄ちゃんの姿で、

映画は終わる。





コミカルな脚本、せつない心理描写、

もろもろ含めて「秀作」だと思います。



ただ「放任系」のエンディングで、

「おれはあーいうの気に入らないねぇ」

と言ってたおじさまも中にはいたので、

参考までに。

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