2007/07/20 Category : Movies 『シュレック』 シュレック『2』をTVで観たら楽しかったので、視聴。期待を裏切らず、楽しませていただきました。「人は見た目じゃない」というメッセージは普遍的かつ無難なのでまぁいいとして。いちばんウルッときたのは、ドラゴン(♀)が鎖を引きちぎってドンキーに会いにきたところかなぁ。『2』だとコドモ生まれてるんだよね。やっぱりおとぎ話をパロディしてるってのがいいんでしょうね。そしてミュージカル[映画]など、アメリカ文化の蓄積を発揮できてるところにも嫉妬を感じる。日本人が作ったら、あそこまで遊べないもん。これは『カーズ』でも思ったのだけど。『3』も観よう〜 つづきはこちら [0回]PR
2007/06/21 Category : Movies 『パイレーツ・オブ・カリビアン ワールド・エンド』 パイレーツ・オブ・カリビアン ワールド・エンド観てきた♪観てきちゃったなんか、ハナシがえっらいデカくなってます・笑。死者がよみがえったり。不老不死になったり。人の姿に閉じ込められていた「海の女神(?)」を解放したり。えぇ〜と、実はハナシがデカくなったり、海賊お得意の裏切りとか利害の絡み合いとか、取引の上に取引が重ねられたりとかして、1回観ただけじゃ何がどーなっとんのかよくわかりません。とはいえ。エンディングは、いちおハッピーエンドです、ヨーホー。そしてテーマ曲『彼こそが海賊』の勇ましさも相まって、観た後は元気になれる映画です。「らしく」ないこと言うけど、結局「いい映画」って、そこに尽きるのかもしれない。いろいろ御託は並べられるけどさ。観た人を前向きな気分にさせられる、最後はそこに行き着くのかもしれない。あと、いま発売中の『ローリング・ストーン』でも特集されてるけど、キース・リチャーズ出てきたり。Rolling Stone (ローリング・ストーン) 日本版 2007年 07月号 [雑誌]メイク真似てるからってわかってるけど、ジョニー扮するジャック・スパロウと激似で笑えたwww つづきはこちら [0回]
2007/06/04 Category : Movies 映画『ノートルダムのせむし男』 ノートルダムのせむし男前、別バージョンは観たのだけど、どうやらこれがいちばん代表的な作品らすぃ。ウィリアム・ディターレ監督、トーマス・ミッチェル, セドリック・ハードウィック出演の、1939年制作版。もう、他の2バージョンは何だったの!?ってくらい面白かった。BGMよし、カメラワークよし、編集よし。原作のディテールを損ねず、しかし冗長になっていない。おまけに、当時の発明品である「印刷機」がたびたび登場し、「印刷物の広まりによる民衆の啓蒙」が輻輳的テーマとして描かれます。1923年版でも「民衆の蜂起」みたいな描かれ方はしていたけど、「武力ではなく、思想を以ての革命」みたいなのが強調されてますね、こちらは。ノートル・ダムをはじめとするゴシック大聖堂は、聖書を読めない民衆に、神の世界の素晴らしさを見せる、当時の情報メディアでした。それが、印刷機の登場によって、メディアとしての役割を失った。そういった歴史的背景までもが、巧みに描きこまれています。(その辺のことも『ゴシックとは何か』に詳しい。)あとアレね、ネズミー版カジモドの意匠は、たぶんこの1939年版を基にしているのね。 [0回]
2007/05/06 Category : Movies 『ロストロポーヴィチ 人生の祭典』 『ロストロポーヴィチ 人生の祭典』 公式サイトロストロポーヴィチというのは、ぶっちゃけ知らなかったんだけれど、ロシアの高名なチェリスト。つか4月27日に死んじまってたらすぃんだが……ウチらこの映画観たの29日て……あぅあー、ご冥福をお祈りします。きっとアッチで、偉大な作曲家・演奏家たちと楽しくセッションしてるんだそうなんだ。映画自体は、「映画」というよりフツーに「ドキュメンタリー」。ソクーロフも、「(芸術的な)映画を撮りたい」というより、「ロシアの偉大な文化/その文化の保護者を 記録しておきたい」ってのが動機じゃなかろーかね、というのが、一緒に観にいったコとの見解。「文化は保護していかねばならぬ」という生き様、それを実践したことによる不遇、ナルホド、すげー人だったんだな、というのが「優等生」な感想だけれど、おどけた表情を見せたり、奥さんとはラブラブだったりする。そーいうとこ、ニホンの「高尚な人」にはあんまりなくて、新鮮でした。あと印象的だった言葉……内容より表現のせいなんだけど「演奏家は音楽の娼婦 すべての作曲家に愛を捧げる」こーいうのも、ニホンの「高尚な人」にはあんまりなくて、新鮮でした。笑 つづきはこちら [0回]
2007/05/06 Category : Movies 『イカとクジラ』 イカとクジラ「アメリカの家族」モノつながりで、『リトル・ミス……』と二本立て@早稲田松竹。離婚しちゃう夫婦と、2人の息子の物語。で、登場人物の、誰の味方もしてない映画。みんな「そこに残る現実(好ましいものもそうでないものも)」を受け入れていかなきゃいけないーんよ、みたいなのがメッセージだと思った。でも、それがゲンジツなのよね、実際。平気そうなカオをしながら、それぞれ「社会不適合」的な行動を起こす2人の息子が、微笑ましいけど切ない。でもそこで「離婚は子供にとって害悪だ!」なんて「正論」を振りかざすワケじゃなくて、父と母、父と自分、母と自分の関係を見直そうとしはじめるお兄ちゃんの姿で、映画は終わる。コミカルな脚本、せつない心理描写、もろもろ含めて「秀作」だと思います。ただ「放任系」のエンディングで、「おれはあーいうの気に入らないねぇ」と言ってたおじさまも中にはいたので、参考までに。 [0回]