2006/02/17 Category : Comics 『ことのは』麻生みこと ことのは麻生みことは好きですね。好きなまんが家Top5というほどではありませんが、Top10には確実に食い込みます。『GO! ヒロミGO!』っていう、日本最高学府T大を舞台にしたはっちゃけギャグまんがを描かれているのですが、それがすっごく好きで。爆笑できるんですけど、スマートなんですよ、台詞回しとかが。絵もすっきりしてますしね。大学受験の際のモチベーションにしていたことは言うまでもありません。いや、落ちましたけどね、T大。ところでこの『ことのは』。『ヒロミ』に慣れていた私にはいささかnice surprise……。お得意のお元気ギャグも健在ながら、せっ……正統派学園ラブコメじゃないっすか!!!しかも……部活がモチーフだなんて!!でもさすがそこはスマート麻生先生、ラブも全くウザくないですね!!まさに正統派、爽やかです。エロは言わずもがな、キスすら無し。読んでてむずがゆいくらいの初々しさですね!高校生、良いなぁ とか思っちゃいました・笑。生臭く泥臭い世界に侵されたオトナの皆さんも、久しぶりに甘酸っぱい気分に還ってみませんか つづきはこちら [0回]PR
2006/02/14 Category : Comics 『大奥』よしながふみ 大奥 1 (1)あのドラマの原作……ではない。違う! 違うよ!!つーか、これすごい。「ジェンダー」概念(ただし初歩の)を説明する教本? みたいな。江戸時代の初期に男子だけがかかる疫病が流行し、全人口の男女比が1:4ほどになった、「ifもしも」の日本が舞台。男子を危険にさらさないため、労働・家督相続は全て女子が行なう世界です。性別役割分担が、それまでと逆転しているんですね。将軍職も四代目以降は女子が継いでいます。ところが外国の使者と謁見するときは、将軍は男装しなければならない。女としての名もあるのに、職務にあるときは男の名を名乗らねばならない……。八代将軍・吉宗(女性名は「お信」)は、そんな性別役割分担の「例外」(正確に言えば「残留」)が発生する場面に違和感を覚えます。1巻はその「例外」の原因を知るために、御右筆頭のもとを訪れるところで「つづく」なんですけどね。ストーリーが充分面白いので、ただのまんがとしても楽しめますけどね。でも設定がめっちゃジェンダーの仕掛けに執着してるからなー。そして吉宗がそれに気づいたことで、どうなるんだろ。どういう展開に持ってくつもりなんだろ。2巻が楽しみです。つーかこれアレか、白泉社の『メロディ』か……。私この雑誌大好きだったんだよね。好きなまんが家の連載終わっちゃってから買わなくなったけど。。。 [0回]
2006/02/09 Category : Comics 『沈夫人の料理人』深巳琳子 沈夫人の料理人 2 (2)第1巻からすっごい間隙ですが……。やっとブックオフで2巻を見つけたので……。(※第1巻は、ドリコムブログ時代にレビュー書いた。)戸惑わせるためにわざとしおらしくして見せたりする悪女・沈夫人と、心の底から夫人を信じて献身の限りを尽くす料理人・李三の、料理を介した主従ライフ。相変わらずすごいイジメっぷり・イジメられっぷりです。よくこんなにイジメるネタ尽きないな。深巳先生も担当編集さんも、すっごいドSなんじゃなかろうか疑惑が私の中で浮上しています。ただ沈夫人て、根のところですっごく無邪気なんだよな。面白いことを、そして美味しい料理が食べられるようなことを求めてる。まぁ、使う手段はタチが悪いんですが……。沈夫人の料理人 1 (1)沈夫人の料理人 3 (3)3巻、既刊……さすがにもう新品で買うか??; [0回]
2006/02/07 Category : Comics 『監督不行届』安野モヨコ 監督不行届なんで今更買ってんの……って感じでゴメンナサイ。だって芸が細かすぎて読むと疲れちゃうと思ったんだモン。でも買っちゃった。就活ストレスのせいよ!!!でも買って良かったです。憂さ晴らしとかじゃなくて、本当に。愛を感じます。ノロケとかではなく、なんというかどのページにも、アンノ夫妻の互いへの信頼が満ちている気がするんですね。「子供用ベルト」のくだりなんか、一見滑稽だけどすごく優しさが溢れてるじゃないですか。まぁ、そもそもこうしてコミカルにまんが化されてしまっている辺りが、すでに信頼の証だとは思うのですが・笑。「庵野監督『カントクくん』を語る」が、私の中ではいちばんの見所でした。庵野監督が、安野モヨコに対して抱いている尊敬と慈愛を語るところにはジワッと来ます。その同じページには監督が変身ポーズをとっている写真が載ってもいるのですが……。そんな感じで笑いあり(ってかほとんど)、感動あり(っても私くらいかもしんないけどね)のエッセイまんがです。日本オタク史に残るビッグカップルの愛の記録、ここにありってところで、ひとつ。ところで、庵野監督以外の日本オタク四天王って誰ですか……?押井守とかか……??; [0回]
2006/02/06 Category : Comics 『ドクター秩父山だっ!!』田中圭一 ドクター秩父山だっ!!「手塚治虫じゃない」時代の、田中圭一作品。ただ、後ろの方は手塚タッチ入ってきてるんだけどね・笑。4コマ連載なのですが、全部オチがシモネタ。しかも『神罰』よりひどいネタだったりします。毎度だから、頻度も高いし。過激な描写も無駄に多いです。ゆかり先生、いいなぁ。でも面白いですよ。終始ニヤニヤさせてもらいました。ドクター秩父山(あほだけどナイスミドル)がカワイソカワイイです。私が買ったのは本当は別のバージョンなんですけど、レビューから判断するに中身一緒なので、画像が出るこっちを表示させてもらっています。神罰―田中圭一最低漫画全集でもやっぱりこっちっすか。 [0回]